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「ーーホントに落ち着きがないのねアンタ」

仕掛けを解いた後、レイチェルを待つため座っているAに対し、ザックは壁の前でウロウロしていた

「何かデジャヴ…」

「あー?“でじゃヴ”って何だ?」

「…何でもない」

早く戻ってきて、レイ…(泣)

そう切実に思うAだった

その時にレイが壁の中から出てきた
彼女は出てきた瞬間、目の前の墓を見て少し目を見張った

「何これ…」

「やっと戻ってきやがったか…」

「レイおかえり!」

「…ただいま」

「?レイ、何持ってるの?」

Aがレイチェルの手に持っているものに気づくと、レイチェルはそれに目を落とす

「…履歴書」

「りれきしょ?」

「履歴書って…誰の?」

「…私とアイザックって人と…それにA」

「何が書いてあるんだよ」

「あのね…履歴書のこと知らないの?その人に関することが書いてあるんだよ」

「…知るかよ!そんでお前らことが分かったところで、それ以上でもそれ以下でもねぇだろ」

ザックは嘲笑いながらそう言った
そんな彼にレイチェルは“アイザック・フォスター”と書かれた履歴書を見ながら彼に聞いた

「このアイザックって…アナタの事?」

その質問に対し、ザックは表情を消してレイチェルを見つめた

「ーーそれで?それを読んで、てめぇはどう思ったんだ?」

発せられた言葉はいつもとは違った

どこか悲しそうな、Aはそう感じた

聞かれたレイチェルは疑問を浮かべる
その様子にザックはニヤリと笑う








「…あぁ、そうだよ。アイザック・フォスターは俺だよ」

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黒リンゴ - お、面白いぃぃ! サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません!続き待ってます!! (2016年11月26日 15時) (レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました(><)特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )2話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´;ω;`)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2015年9月9日 20時

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