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「マジかよ…」
殺人鬼がつぶやくと、後ろでレイの姿があった
すると、奴はレイに素早く詰め寄った
「おい、このエレベーターを開けたのはお前か?」
「……うん、そう」
レイが殺人鬼の質問に答えると、彼は急に笑い始めた
その様子にAは"なんだ、こいつ"とでもいう感じの顔で殺人鬼を見た
「そうか、お前か!」
何かを思いついたように、彼はレイに言った
「なあ、お前、さっきオレに殺して欲しいって言ったよなあ?」
「……言った」
「俺バカなんだよ…だから、さ」
殺人鬼はニヤリと笑った
「一緒にここから出る手助けをしてくれよ」
「そんでもって、外に出ればお前も、ちったあイイ顔するかもしれないだろ」
「そしたらお前を…」
「−−お前を、殺してやるよ」
………
「はあ!?あんた何言っての!?てか、一緒に付いてくる気!!?」
彼の言葉にAは甲高い声で言う
その反対に、レイは"……本当?"と殺人鬼を見上げた
「ああ、お前がちゃんとやればな」
「……わかった」
「レイ!なんでそんな奴…」
「A…生きてちゃ、いけないの…」
Aの抗議の声に、レイは感情のない顔で彼女を見つめた
Aはそんな彼女を見て拳を握った
もしかしたら、記憶が全部戻って考えを変えるかもしれないし…
こいつも殺人鬼でも一緒にいればレイを守れるかもしれない
「……わかった」
「決まりだな」
「だけど!レイに何かしたら承知しないから!!」
Aはビシッと彼に指をさして言うと、"何もしねえよ!"と怒鳴った
「−−じゃ、とっととこんなところ出ようぜ」
と、エレベーターに乗り込もうとすると彼が"あ…"と言って立ち止まった
「何、まだ何かあるの?」
「…おい」
彼はレイを呼ぶと、彼女は彼の方を向く
「下手な真似はするなよ。あと、はしゃぐんじゃねーぞ」
「俺さあ、幸せそうな奴とかうれしそうにしている奴を見るとよ
………つい、殺しちまう」
それを聞いたレイは"……わかった"といい、彼は"まあ、そんな心配はいらねーか"笑いながらエレベーターに乗り込んだ
「何なのあいつ、さり気なく無視してるし」
「……行こうA」
「…うん」
そうして二人は、殺人鬼−−ザックとともに上へと向かった
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黒リンゴ - お、面白いぃぃ! サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません!続き待ってます!! (2016年11月26日 15時) (レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました(><)特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )2話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´;ω;`)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ | 作成日時:2015年9月9日 20時