１５ ページ16
その言葉に、Aは驚愕した
レイに目を向けると、無表情な彼女が目に写った
この短時間にレイに何があったの？
まさか、記憶を？
記憶を取り戻したせいでこんなことを？？
「−−−うおおえええええっ」
前からの声に視線を戻すと、Aは何でか吐いている殺人鬼にギョッとした
「きたなっ！！」
「うるせえ！−−−気持ち悪いこと頼むなよ…うええっ」
思わず叫んだAに対して睨んだが、すぐに嗚咽混じりにレイを見た
「俺はテメエみたいな頭おかしい奴にかまってる時間はねえんだ！」
「…あんたも頭おかしいやつじゃん」
「殺すぞテメエ…！−−とにかく！んな、気持ち悪いこと言ってる暇があったらここをどうにかしろ！！」
そう怒鳴ると、"…そう、わかった"と言ってレイはもとの道を戻った
「レイ、私も一緒に…」
「…Aは、ここにいて」
「っでも−−−」
スタスタと行ってしまったレイにA仕方なくここに残った
どうしちゃったの…レイ……
呆然としているAに対し、イライラしているか殺人鬼はエレベーターの前でウロウロしていた
たまにエレベーターに蹴りを入れる音やら、足音やらでAは肩をワナワナとさせていた
「うるさいなもう！！少しは静かに待ってられないの！！？」
とうとうキレてAは後ろに振り返って怒鳴った
それに"ああ！？"と殺人鬼は睨みつけた
「仕方ねえだろ！俺は早く外に出てえんだよ！」
「だったら自分でもこれを動かす方法を考えればいいじゃない！」
「わかんねえからイライラしてんだろうが！！」
「だからってエレベーター蹴ることないじゃん。いい年して、子供みたい！」
「んだと！」
二人が言い合いしていると、エレベーターから音が聞こえた
その音に二人してエレベーターの方を向くと、Aはもしかして…とエレベーターに近づきボタンを押すと扉が開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 479人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒リンゴ - お、面白いぃぃ！ サクヤ様貴方は神ですかぁぁぁぁ((殴 煩いですね。 すみません！続き待ってます！！ (2016年11月26日 15時) (
レス) id: 7688b32a06 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - 続きを・・続きを恵んでください (2015年11月26日 18時) (レス) id: b29f2ef4df (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ(プロフ) - 進化★さん» ありがとうございます(*^_^*)Ep.2の方も更新中なので、そちらもよろしくですm(__)m (2015年10月31日 17時) (レス) id: 6a94c13df9 (このIDを非表示/違反報告)
進化★ - マジでメチャクチャ萌えました（＞＜）特に、ザックが抱きしめてくれる所とかは、鼻からケチャップが… (2015年10月31日 17時) (レス) id: a2fedb4541 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使最高 - うわぁあああ、メッチャクチャ萌えました( ´:ω:` )２話配信されて全部見て泣いてた気持ちが少し楽になりました(´；ω；｀)素晴らしい作品過ぎて評価の☆無限大につけたいぐらいです… (2015年10月13日 1時) (レス) id: d1320c0929 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サクヤ | 作成日時：2015年9月9日 20時
