【銀魂】沖田くんと彼女さん6

235.対策会議 ページ8

山崎side

Aさんに手紙を届けたところそれは手紙ではなく予告状だった。

これをきっかけに緊急会議が行われることになった。といっても集まったのはこの間の5人。Aさんの過去を知っている人があまりいないからだ。俺だって大雑把なことしか聞いていない。

土方「なんで今更こんなことになってんだ。」


狙われているのはAさんの愛刀だ。予告状の文面からして10年前に起きた事件の犯人で間違いなさそうだ。

近藤「予告状が来たからには何かしらの対応をしないとな。」

うーんとみんなが頭を抱える中、意見を出したのはAさんだった。

A「...とくに対応とかしなくていいんじゃないかな。」

沖田「何言ってんですかィ。」

A「だって、わざわざ予告状を出してくるってことは相手は確実に翠蘭華を盗む自信があるってことでしょ？だったら変なことはしないで相手が来たところを捕まえた方がいいかなって。」

山崎「まぁ、たしかに..」

沖田「俺は反対でさァ。」

土方「俺もだ。普通に刀を盗むっつーならまだわかる。けどAの刀の場合は特別だろ。」

沖田「刀を盗むとしたらAと一緒に連れて行く必要があるってことを忘れてやせんか。」

A「もちろんわかってる。でも、もし私が翠蘭華を手放したら犯人が来ないかもしれないんだよ？」

土方「予告状を送ってきたんだ、それこそこうなることを予測した上でだろう。何があっても盗みに来るはずだ。」

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