音色を信じて (ページ5)

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儀式…4 ページ5

琴音side

やっぱこの琴いいなぁ。

湊と話し終わってから、また弾いてる

「でも、なんで私を選ん…ん？」

琴を触るとなんか悪いなんていうんだろ。

もの、なんだけども形がないかんじ。

窓のあたりからする。

「へっ？」

なんと！

ななななんと！

あ、悪魔みたいのがいた！

え～～、もう儀式する感じなんですね。

湊いないじゃん。

ま、まぁやってみよう！

え～～と。

とりあえず、適当に弾いてみる。

だけど…っ

「変わってる気がしないんだけど！？」

「あれ？さっきいわなかった？専門の曲じゃないと無理って」

いやいつの間にいんのっ？

「いわれてないっ。」

「まぁ、専門の曲は自分の好きな曲を弾けばいい。」

あ、そうなの。

じゃぁ、

ビンッ

バンッ(効果音下手

私の好きな曲を弾く。

不思議と、心が安らぐ気がした。

べつに、いいよねぇ。

悪魔なんて倒さなくてさぁ。

もう寝ちゃおうよ。

「寝るなっ！音色を信じてってとなえろ！」

そう言いながら湊さんは、私の家の中に上がってきた。わぁお

音色を信じて？

なんかはずい。

「ね、音色を信じて！」

退治しなきゃなんだった？

忘れてた。

てか敬語やめてっていったけど、やめたらキツイのね～～。

まあ男子なんてそんなもんだし？

とりあえずやんないと！

ビンッバンッ

静かに琴の音色だけが響く。

そうして

悪魔は、消えた。

ほぉ。

終わったぁ。

でも私の知ってる清めるって。

塩使ってましたよね。

使わないの？

しょうがないかなぁ。

「これで、いいの？」

「あぁ、これでいい。弾く曲によって効果が変わる。いまのは癒して清める曲。」

へぇ。

随分とバリエーションあるみたいですね。

とにかく！

終わりよければ全て良し！

できたんだっ！

あぁ、疲れたぁ。

体力を消耗した感じする。

そのまま私は意識を手放した。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
明るいなぁ？

でもまだねる～～。寝返りをうとうとしたけど、

ジリリリリリリッ

というちょううるさい音によって目覚めた。

「うるさいなぁ。今は何時？」

…………………………5時。

なんかはやめに目覚ましなったなぁ。じゃなくて！

「もう、あさぁっ？」

夢だったの？

でも本当にあった気がする。

…あったとして

昨日そのまま寝ちゃったの？

宿題とかはやってたけどさ

お腹すいた！

いいよね！寝る子は育つって言うしさ！

うんっ。

そうして私は階段を降りていった