その笑顔……２７ ページ28
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梵天のアジトまで送ってくれた鶴蝶さんは、当然のように私の部屋まで大量のショッピングバッグを運んでくれた。
部屋の中まで入るのはダメだと遠慮していた鶴蝶さん。理由を聞けば、女性の部屋にオトコを気安く招くのはよくないとの事で。
……え、気遣いまで完璧な鶴蝶さんは本当に反社？
職業か性別のところ、スパダリに変更しません？？
今度から10点って書かれたプレートを持ち歩くべきか迷うところですね……。
部屋に入ることを渋っていた鶴蝶さんですが、私が両手いっぱいに荷物を持ったところで、スパダリが発動してしまったらしく全ての荷物をリビングまで運んでくれました。
「次に出掛ける時は声を掛けてくれ。荷物持ちくらいならできる」
『……流石に反省しました、次はこんなに買わないので大丈夫ですよ！』
「……いや、心配だから次からは誰かしら一緒に行かせよう」
『最初、声を掛けてって言ってませんでした？』
さり気なくグレードアップした提案に、鶴蝶さんは心配性と心のメモに書き留めておく。
結局、本気なのか冗談なのかハッキリしないまま鶴蝶さんは仕事へと戻って行きました。
『さて、と。せっかく新しい雑貨とかコスメとか服とか買ったし部屋の模様替えでもしちゃおうかな！』
服に関しては一度洗濯して、コスメはポーチに仕舞って。
雑貨は、古い物と取り替えたり新しく飾ったりして部屋のイメチェンを行った。
そして、それが昨日の話。
好きな物で囲まれた生活はとても素晴らしく、朝からルンルン気分の私です。
「露木ちゃーん、ごちそうさま！」
『お粗末様でした！』
「てか、露木ちゃん今日機嫌いいね？」
『……わかっちゃいます？』
見慣れた光景となった100円募金にお礼も言いつつ、昨日の休みを利用して買い物に行ったことを話す。
本当にここの皆さんは優しくて、時間がある時には私の世間話に付き合ってくれるのだ。正直、話し相手になってくれる人が少ないので本当にありがたいです……。
『あ、そう言えば。皆さん、ココさんって知ってますか？』
「あー、知ってる、かなぁ……」
『私、昨日初めてお会いしたんですけど、すごく美人さんじゃないですか？！』
「いや、まぁ……美人、ではある、か？」
『あれ、皆さんの好みではないです？』
「エッ！……あ、あー……好み、ではない、かなぁ……」
『ココさんレベルで好みじゃないなんて、理想高めですね……』
「ウーン、好み以前の問題がなぁ……」
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瑠璃(プロフ) - 初めまして。とても楽しく読ませていただきました。できれば続編希望します。 (5月18日 22時) (
レス) id: f3335c8e16 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 終わったんか🥺 (2023年3月20日 22時) (レス) @page42 id: eb117a410a (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - にじさーん！！オプチャのサツキです。大分前にコメしたことがあるんですが・・ホントに更新楽しみにしてます！お時間ある時でいいのでいつまでも待ってます！ (2023年2月18日 22時) (レス) @page42 id: 075aa05b66 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - ほんっとに面白くて最高の作品に出会いました！！続き楽しみです！！ (2023年2月16日 23時) (レス) @page42 id: a500e3a75b (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です大好きです文才が天才すぎます、、良ければお時間ある時に更新お願いします、、完結までついていかせてください、、 (2023年2月11日 17時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2022年7月28日 0時
