さらなる闇へ ページ21
灰原Side
叫び声。第二形態を警戒したが、その心配はいらないらしい。炎に包まれ消えた。
「祓えた…？よね…」
「絶対多分祓えたよ‼やったねA‼」
「っし‼やった！特級祓えたじゃん‼なんかめちゃめちゃ強くなってない!?」
心配そうだったAの声も打って変わり、嬉しそうな声色に変わった。
と、急にAが僕の方に倒れてきた。
「A!?A!!どうし‥あ…」
寝ている。穏やかな顔で息を立てそれはもうぐっすりと表すのがぴったりなほど。此処までぐっすりと表すのが合う寝方をする人っているんだね‼初めてみた‼
「お疲れ様‼A‼」
外の世界の時間軸では僕よりも何年も先にこの世界にいて、走って、刺されても痛みが走っても本気で戦って。ようやく気が抜けたんだよね‼本当にお疲れ様‼
「あ!あれって‼」
急にこの世界に色が付き始めた。葉が重なる音、鳥のさえずり、全て聞こえる。この世界は夕焼けだったんだ‼
いまトンネルをくぐればきっと元の世界に帰れる。Aはちょっと別だけどね!
安心感とAを抱えトンネルをくぐった。外に広がっていたのはやはり任務前の光景だった。遠くに何やらビルが沢山見える。うん?あんなのあったかな?ま、いいや‼
と、車が通った。急いで呼び止めて乗せてくれるようにお願いしたところ快く許可してくれた‼優しい人‼
運転手「それより知っているかい?東京の話。」
「？知りませんね…。どうしたんですか？何か…？」
運転手「あのことを知らないなんて珍しい人もいるもんだね〜。いま東京、渋谷でものすごいテロが起こっているんだよ。何だか呪霊？が東京だけに出現するって話だ。訳が解らないね〜あっはっは」
待って!?なんで一般人が呪霊を??というか渋谷のテロって？まさか…
「呪霊!?失礼ですが今って西暦何年何月何日ですか??」
運転手「今?今は2018年11月18日だよ。スマホに書いてあるじゃないか‼面白い子だね〜」
「2018!?っていうかすまほ‥??ケータイ‥あれあるな‥」
なくしたケータイがあった。良かったけど、本当に2018だ。まじで？
ひとまず高専まで行こう‼最寄りの駅を伝え送ってもらうことにした。
一体何が起きているの…!?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七原雄人 - ありがとうございます‼菅原道真関連のもの探すのなかなか難しく…ネタが私の記憶になります😁本当にありがとうございます。これからもがんばります‼ (2022年5月5日 22時) (
レス) id: a371aa8885 (このIDを非表示/違反報告)
白河青蓮(プロフ) - 設定もしっかりしてて読むの楽しかったです。続き楽しみに待ってます！ (2022年5月2日 19時) (レス) id: c768dbb082 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七原雄人 | 作成日時：2022年4月16日 9時
