井戸 2 ページ19
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休日だが私は朝から学校に来ていた。
サボり過ぎて、休日まで授業を受けなくてはならないという最悪な展開となったのだ。
留年はさすがにマズイので渋々授業を受ける。
先生「神楽坂…お前テストの点は情報以外100近いし、学力は学年1位でもな、出席日数足りたいと留年だぞ!?出席日数で俺を悩ませないでくれ!」
と、担任である望月、通称モッチーに怒られた。
なんか教室に行くのが面倒になってしまうから仕方ない。
悪いのはその時の気分だ。
気まぐれで教室に行くから、教室で授業を受ける回数は少ない。
朝から教室にいたら、4時間目までは授業受けるけど昼は部室で食べるから、5時間目以降はどうなるかなんてその日によって違うからわからない。
先生「授業受けてないのに100近い点数取るお前は何者だよ!」
貴『人間です。モッチーは宇宙人相手に授業してんですか』
先生「お前より宇宙人の方がちゃんと聞いてくれるだろ。だったら俺、宇宙人相手に授業してもいいよ…」
授業と言ってもほとんどプリントの問題を解くだけなので30分もしないうちに全て解いたから暇で仕方ない。
モッチーのわけわからん話を聞くのは面倒なのでその後、数教科分のプリントまとめてもらい、1時間で全て解いた。
そして全部正解だったのでやっと休日授業が終わり、私はそのまま部室へと足を運んだ。
換気のため窓を全開し、外の様子を眺める。
ここからちょうど体育館が見え、体育館近くの水道で男子生徒が頭から水を浴びていた。
よく見ればあれ、バスケ部の1年トリオだ。
バスケ部も朝から練習か。
ってことは黒子も練習だよね…。
中学の時みたいに体育館の床とこんにちはしているんだろうか?
そんなことを思っていると突然扉が開いた。
黄「Aっち!!」
個性ある名前で呼ばれ振り向くと、いきなり視界が真っ暗になる。何事!?
黄「あー!俺めっちゃAっちに会いたかったんスよ〜!久々に会えて嬉しいッス!」
この声…中学の頃よく聞いたワンコの声。
貴『…おい、そろそろ離れろ。苦しくてまともに話せないだろ』
黄「ごめんッス!」
やっと離れてもらい初めて相手の顔を確認出来た。
こいつは中学の時の知り合い、黄瀬涼太。
黄色いワンコだ。
黒「Aさん、大丈夫でしたか?」
教室の扉からひょこっと顔を覗かせる黒子。
貴『…おい、黒子。何故こいつがいるんだ』
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サイガ(プロフ) - むっくんさん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2017年7月15日 8時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
むっくん - とても面白いです。更新待ってます (2017年7月15日 2時) (レス) id: 3bcc7811a2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - ピー・マン(`^´)キリッさん» (`_´)ゞ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ピー・マン(`^´)キリッ - d=(^o^)グッッ (2015年6月21日 17時) (レス) id: 247ae801c7 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 綾乃さん» ありがとうございます!こちらも頑張って更新します! (2014年8月24日 14時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2014年8月6日 19時