悪童様に愛を謳う

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木吉「どういう意味だ？リコとはもうなにもないぞ」

A「そういう問題じゃありません！好き好きオーラがでてたり、そういう空気出してる人は嫌なんです！」

木吉「俺が好きなのはお前だぞ？」

A「木吉先輩はそうでも私は違います！誠凛の人たちは皆そうです！だから私は推せません！はっきり言わせてもらいます！推し以外に尽くす気力も体力も気持ちも私にはありません！失礼します！」

木吉「待ってくれ！」

バタン

木吉「行っちまった…」

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A(もうなんなの！画面越しで見てた時から思ってた！私たちファンは画面越しでしか見れない。触れ合うことも、名前を呼んでもらうこともできない。リコちゃんや桃井ちゃんが羨ましかった。妬ましかった。同じ世界で息して同じ場所に立てる2人が。名前で呼びあって、無意識でイチャイチャしてるのにそれで今はなんもない！？舐めてんの！？過去になんかあったらもう推せないわ！！)

バシンっ

A「痛った！」

花宮「なに怒った顔してんだバァカ」

A「花宮君っ！！」

花宮「一哉たちが会いに行ってやれってうるさいからな」

A「だ、ダメですよ！学校の近くでこんなイケメン待ってたら誘拐されちゃいます」

花宮「されるわけねぇだろ」

A「されます！絶対されます！原ちゃんか康ちゃんと行動しないと！！」

花宮「オレと2人きりじゃ不満か？」

A「いえ！ごちそうさまです！」

花宮「ふはっ本当にバカかよ」

A「花宮君摂取したら元気出ました！」

花宮「お前はその方がいい」

A「どういう意味ですか？」

花宮「だから、お前はそうやって馬鹿なこと言ってる方が合ってるってことだよ」

A「ほんとですか！？これからも好き好き言ってもいいんですか！？」

花宮「最初からダメなんて言ってねーだろ」

A「公認キター！」

花宮「ふはっバカなやつ」

A「笑った顔イケメンすぎるのでもう1回やってください！写真！」

花宮「あ？やんねーよ。笑ってねぇし。」

A「え！？ほんとですか！じゃあ花宮君が好きすぎるあまりに幻覚を…」

花宮「そうかもな。あ、それと…」ボソッ

A「〜///」

花宮「行くぞ。突っ立ってないでさっさと来い」

A「花宮君のせいですよ///」

A(だって、さっき『オレはバカなこと言ってるお前の方が好きだぜ？』だなんて…///)

A「花宮君！」

花宮「あ？ 」

A「大好きです！」

花宮「知ってる」

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