悪童様に愛を謳う

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ｰ誠凛控え室ｰ

A(花宮君から連絡が来ない…)

木吉「なーにしょんぼりしてんだ？」

A「うわっ！木吉先輩どうしたんですか！？」

木吉「んー？せっかく勝ったのに上の空って感じだからな」

A「気にしなくていいです！それよりも！黒子君は？」

河原「あ！今火神が探しに行ってます！」

リコ「ったく毎度フラフラフラフラ！」

木吉「まぁ…黒子の気持ちもわかるけどな！とにもかくにもこれで…いよいよ始まるわけだからな」

小金井「いよいよ？WCがってコト？」

木吉「あぁでもそれだけじゃない。おそらく特別枠が設けられた今年が最初で最後だ。幻の6人目を含め帝光の天才が全員でそろう。ウィンターカップはキセキの世代たちとの全面戦争だ！」

リコ「そんじゃ行くわよ！」

ガチャ

リコ「な、なんであんたがここに…」

日向「どうした？監督」

リコ「なんで」

日向「お前ッ試合は終わったはずだろ！何の用だ！花宮！」

原「花宮だけじゃないのに失礼すぎなんですけど〜」

花宮「お前らに用なんてねぇよ」

日向「じゃあがん首揃えてなんのようだよ！」

花宮「ペットを迎えに来てやっただけぜ？お前らに関係ねぇだろ？」

日向「ペットだぁ？」

花宮「来い。帰るぞ」

ガタッ

A「花宮君っ！！」

ギュッ

花宮「…どうした？」

A「見捨てられたかと思いました〜。」

花宮「ふはっこんな面白ぇもん捨てるわけねぇだろ」

A「えへへ」

リコ「なにこれ…A？」

A「ちょっと話してきます！すぐすみますんでちょっとだけ待っててください！」

花宮「なにかあったら呼べ」

A「はい！」

スタスタ

A「ごめんなさいリコちゃん。私、花宮君推しなんです。騙してたみたいでごめんなさい。」

リコ「あんなに嫌がってたじゃない！」

A「信じて貰えないかもしれないですが、私は昨晩生まれ変わったのです。」

木吉「A？」スッ

バシッ

花宮「触んじゃねぇよ木吉」

木吉「は、花宮！お前、Aに何をした！！」

花宮「何もしてねぇよ。ただもうお前のもんじゃねぇのは確かだがな」

木吉「ッ！！」

日向「木吉やめろ！今手を出せば、全部めちゃくちゃだぞ！」

木吉「クソッ！」

原「花宮のせいにすんなよな〜。」

日向「？」

原「なんかしてきたのはそっちのマネージャーだろー？な？花宮？」

花宮「そうだ。俺はソイツに突然迫られてそれに答えてやってるだけだぜ？な？A？」

A「その通りです！」

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