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ページ26

「挿れるよ、力抜いて…。」

一層高い声がスピーカーから上がる。

「痛くない?…ははっ、気持ちいい顔しちゃってんの。」

倉元が私の太ももあたりに乗っかって見下ろしてくる。


〈アッ、やっ、やん、奥きてる…!〉

「上手上手、ほら、気持ちいいね…?」


くらもと、もうやめてくれ、ほんと…

倉元は手の広で私のまぶたを閉じた。

一体どうしたのかと思ったら、なんと倉元がゆっくりと腰を動かし始めた。

左手で私の太ももの付け根を掴んで、右手で私の手を握ったまま。

ちょ、まって、ほんと。

スピーカーの喘ぎ声に合わせて倉元が動く。

おかげで私の体も動くし、部屋を満たす声は自分の声にかなり近いし。

頭おかしくなりそう、丈さん、助けて。

こんなの琲世くんと練習してないのに。

薄っすらと目を開けて、私は激しく後悔した。

倉元が色っぽく口を開けて荒い息をしているし、なにより、倉元のあそこ。

勃ってる…?

そりゃそうだ、女の子組み敷いてわざと喘ぎ声出してたらそんな気分にもなる。

っていうか不可抗力かもしれないけど倉元、私に擦り付けてない?さすがに角度的に違うよね?

倉元が股間を凝視している私に気がついた。

「ちょ、湧、、」
『うぁ…。』

すごく気まずい雰囲気が流れる。

咄嗟に倉元が握っていない方の手で股間を掴んでしまった。

「ぅあ…?!あっ…あ、まって、あ、っ…!」

そのまま優しく擦ると倉元が口に手を当てて仰け反る。

なんでこんなことやってんだろ、でも楽しい。

無線のスイッチを入れたら、倉元の喘ぎ声、丈さんに聞こえちゃう。

今からSSレートと戦うとは思えない乱れようだ。

▽→←13 熱に引きずり込まれる【注】



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設定タグ:東京喰種 , 伊東倉元 , 平子丈   
作品ジャンル:アニメ
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ゆー - 有馬さん僕じゃなくて俺って言いますよ (2016年9月14日 17時) (レス) id: 82686e1266 (このIDを非表示/違反報告)
蘭乃 湧(プロフ) - 黒猫@神櫻梶さん» いつもありがとうございます。ここに50話までしかアップ出来ないという都合上で。笑 普通にこのページのものと合わせて一つの物語です! (2016年7月13日 12時) (レス) id: c5412138af (このIDを非表示/違反報告)
黒猫@神櫻梶 - 続編ですか!?楽しみにしてます! (2016年7月12日 22時) (レス) id: 568c15fe38 (このIDを非表示/違反報告)
蘭乃 湧(プロフ) - ragiさん» ありがとうございます!どうやって完結させようか迷っております… (2016年7月6日 2時) (レス) id: c5412138af (このIDを非表示/違反報告)
ragi - つづき楽しみにしてました!やっぱりいいお話ですね! (2016年7月5日 11時) (レス) id: d8f35f2d6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蘭乃 湧 | 作成日時:2016年5月24日 22時

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