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45ばんめ ページ46

なんだかあたたかい気持ちになって、Aの頭を撫でる。


「それにしてもその子、一郎にすっごい懐いてるよね」

「あぁ。会ったときからこんな感じだった」

「え〜僕にはすっごい警戒心強かったのに!」

「おめぇが着せ替え人形みたいにするからじゃねぇの?」

「そんなことないもん!」


たしかに。今思えば不思議だった。

二郎や三郎のときもそうだった。

でも俺だけやたら懐かれるのは、なんでだろう。

それはもしかして、俺の思い込みかもしれない。


「…とりあえず、A寝かせてくる」

「はーい」

「夕飯食って行けよ。何か作るわ」

「ほんと!?やったぁ!」

「マジか!!よっしゃあ!!」

「ごちそうになります」


三郎はもう少ししたら帰ってくるから、久しぶりに三人で夕飯でも作るか。


「A、ベッド行くぞ」

「うみゅ…」


Aはまだ夢の中にいるらしく。

俺の言葉にむにゃむにゃと返事をしている。

抱っこして、背中をとんとんとリズムよくたたいてやると、すやすやと眠りだした。

部屋で寝かせようとして立ち上がると、兄ちゃん、と二郎に呼ばれる。


「夕飯、俺が作るよ」

「え、でも」

「A、兄ちゃんいなくてさみしそうだったからさ。一緒にいてあげて?」

「……悪いな」


本当に、俺はいい弟をもったと思う。

二郎の言葉に甘えて、部屋に戻らず、リビングにいることにした。

ここにきてだいぶ飯を食うようになったAは日に日に重くなっていっていると思う。

また寂雷先生のとこで見てもらうかな…。

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(プロフ) - ヒプマイ沼ハマさん» 特に深い設定はつけてません。ただ、虐待を受けている影響を表せたらいいなと思いそういう喋り方にしています。 (2019年9月23日 0時) (レス) id: 3d81b48405 (このIDを非表示/違反報告)
ヒプマイ沼ハマ - うちの知り合いの子は四歳でもハキハキ喋りますけど、これはどういう設定で? (2019年9月22日 23時) (レス) id: cd1a846ab2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 南さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。更新遅めですがお付き合いしていただけると嬉しいです! (2019年6月26日 22時) (レス) id: 3d81b48405 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主ちゃんがめっちゃ可愛いっすめっちゃ可愛いっす(大事なんで二回) 今から続編を読むので続編はどんな感じなのかなとワクワクしてます! これからも頑張ってください!! 長文失礼しました。 (2019年6月25日 21時) (レス) id: d0756aba1a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢花 (仮垢)さん» そう言ってもらえてめちゃくちゃうれしいです…!ありがとうございます!!ちゃんとラストは幸せにするつもりですw (2019年1月17日 21時) (レス) id: d886c652ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月8日 9時

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