【銀魂】せーりゃくけっこん°

見えた真意 ページ25

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｢……っ！？！？｣







あまりの衝撃に、瞬きを繰り返す事しか出来ない。そんな私を見て、総悟は皮肉気な笑みを浮かべる。







｢驚きで声も出ねェかィ？旦那や土方に言わせれば、結構分かり易かったって話だぜィ｣

｢……、！｣








『旦那』『土方』。それはつまり、二人は総悟の想いに、葛藤を、知っていたという事か。なのに、その想いを向けられていた筈の私は、微塵も知らなかったなんて。


今、どんな顔をして総悟と話をすればいいのか分からなくなってしまった。









｢(…私が結婚するって聞いた時、吃驚したんだろうな)｣








今の私が想像している何倍も、驚愕し、大いに疑念を抱いた事だろう。だからこそ、今こうなっているのだろうから。

だとしたら私は、なんて無責任な事を言ってしまったんだろうか。









｢(…何か抱えてるなら教えて、だなんて。馬鹿か、私は)｣









その時の私は既に神威と籍を入れた身で、決して総悟の悩みに、想いに応える事は出来ないのに、あんな事を宣った。

総悟が困惑した様子だったのも、当然だ。



だんだん思考が追い付いてきた。…何故、遠く離れた江戸にいるはずの総悟が、神威の素性を知って、わざわざこんな遠地までやって来たのか。









｢総悟は、もしかして……｣

｢縁を、ぶった斬りに来たんでィ。てめェらのな｣








漸く辿り着いて、口にした言葉を総悟本人が引き継ぐ。そしてその瞬間、悟った。


ーー総悟は、神威を斬るつもりだ。

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