黒子とデート2 ページ3
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『てか、いつまで抱きしめられてるんですか私は』
黒子「すみません、つい」
意外とあっさり離してくれたが、まだ背中や腕を回されたお腹が暖かい。
テツヤは周りに比べたら小柄で顔も可愛い系統だから、自分よりも大きくてがっしりしてたのがギャップで少しキュンとする。
黒子「それで、取ろうとしていた本はどれですか?」
『あっ、あー、あれ』
黒子「分かりました。はい、どうぞ」
『ありがと…なんかテツヤ意外と大きいんだね』
黒子「意外とってなんですか。
…まあ、僕だって男ですから」
ほら、そういうオトコマエなところとかさ。
さつきが惚れる理由分かっちゃうよね。
ーーー
無事本も借りられたので、いつものマジバで休憩。
『ほんとバニラシェイク好きだよねー』
黒子「バニラシェイクは神ですから。そういやこの前黄瀬くんがAさんに会いたいと喚いていましたよ」
『あーおっけLINEブロっとくわ』
黒子「黄瀬くんざまぁです」
『…でもあれだね、また皆で集まりたいなぁ。てか皆で旅行行きたい!あと夢の国も行きたいなぁ』
黒子「キセキで旅行は確かに楽しそうですね。赤司くんにでも今度相談してみましょうか。あ、でも…
皆には内緒で、僕とAさんの2人きりで遠くへ行くのもいいですね」
悪戯な笑みを浮かべて見つめられる。
昔から私はテツヤのこの笑顔に弱い。
『……ほんと、テツヤはずるいよね』
黒子「さてなんのことでしょう」
多分、テツヤには一生敵わないんだろう。
結露していたバニラシェイクの容器から水滴が落ちるのを見ながら、高鳴る胸を静めようとした。
おわり
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黒子は自分の笑顔にAさんが弱いことを知っていながら要所要所で効果的に使ってくる小悪魔タイプ
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作者名:ryo:ma | 作成日時:2018年2月19日 13時