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「そっか。じゃあ、事務所の中はうろうろしない方がいいよね」


「ああ…インタビューされても困るだろうしな」


…じゃあ部屋でゆっくりしていようかな。
たまってる作曲の仕事をやるのもいいし…


「そっかー、なら今は時間があるってことだよね??」


「そうそう」



じゃあ久しぶりに歌を聴かせてもらおうかな。

そうみんなに言ったら、喜んで!と言ってくれた。









久しぶりに歌ってダンスを踊っているところを見て…
すごく違和感を感じた。

曲は、7人で歌っている〈マジLOVEレボリューション〉
なのに…


「これ…さ…、アレンジした…?」


私が作った曲…
なのに私が作った曲と何かが違った。


「ああ。社長に頼んで6人で歌う曲にアレンジを依頼してもらった」


「なんで……」


「一ノ瀬とは、もう…良い曲を歌えない気がしたんだ」


…社長は…6人の曲でもいいって思ったの?
アレンジされたら…私の曲じゃない。
私が一番良いって思った曲じゃなくなった。


私が…告白をOKしなかったら…
こんなことにはならなかった?


それに…社長は私にアレンジについてなにも言ってくれなかった。


私…そんなに忙しくなかったのに。
アレンジくらいする時間ならあった。



私の信頼度って…こんなに低かったっけ…



「みんな…は…一緒に歌いたいって思えないの?」


「歌いたくないわけじゃない。
けど…今、お前が笑わなくなっているのは全部トキヤのせいだよな」


…笑わなく…なっている。
うん…それはトキヤのせい。

だけどさ…そんなことで、ST☆RISHは崩れるの?


「何より、トキヤが俺達を邪魔者扱いしてる。
俺らの問題よりトキヤが変わんねーと一緒に歌えない」


…そっか。




全部''私の答え''で壊れてきたのか。

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鈴華(プロフ) - どれも続きが気になるものです。 (2016年10月22日 21時) (レス) id: d136d6ad0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キルア | 作成日時:2016年8月1日 0時

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