言えなかった言葉【来栖 翔】

１４ ページ15

「行かないから…やめて…」


「それはわからないので無理です。
一ヶ月近く…会えなくなるのですから…わたしの自由にさせてもらいます」


…自由って…いつもトキヤは自由にしてきたじゃん。
自由じゃなかったの私。


「わたしのものになってください」


「…っ…あっ…」


口の中にトキヤの舌が入りそうになった。

もう無理…トキヤが優しくないなら、私も優しくしない。


ドンっ
唯一自由だった足でトキヤを蹴って、私は部屋を出た。



''怖い''
あんなトキヤ初めて…

私…トキヤのこと…なにも知らなかった。
無理だ…一緒にいるなんて…
キスされて嫌だった。気持ち悪かった。
もう…私に触れないで欲しい。






それから…
急いで自分の部屋に戻って、鍵をしめて洗面所の鏡の前に立った。


首には、たくさんのキスマーク。
トキヤの熱でかわからないけど…肩がなんだか暑い。


「気持ち悪い…」



すぐ帰るって言ったけど…こんな姿でみんなに会えない。


…メールだけしておこうかな。
もう…心が疲れた。


_____________________________________________

翔side



「あ！メールきた」


いつまでも帰ってこないAを心配して不機嫌になっていた俺達は、音也の声にすぐ反応した。


「Aは？」


「体調が悪くなったら…今日はもう会えないって…」


メールを読む最後には音也の声が暗くなっていた。


嘘つき。そんな事は思わねぇけど、トキヤとなんかあったのか…？



＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊−＊


作者です！どうも！


夢主ちゃんばどんどんトキヤに冷たくなってきていますね。
前にも言いましたが、私はトキヤが嫌いなわけではないです！



そして、うたプリのアニメ４期が始まりましたね！
プリライ6th開催が決定しましたね！
カルナイ単独ライブが決定しましたね！



連載が止まっているうちにいろいろありました！


アニメ４期では、さらなる革命を見せてもらいたいです！

１５→←１３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す