かまってください亮介先輩【ダイヤのＡ】

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いつものように、なにも知らなかったように亮介先輩を呼ぶ。





亮「Aじゃん。どうしたの」





亮介先輩が振り返って私達は向き合う。



さっきまで女の子と亮介先輩を照らしていた陽のひかりが今度は私達を照らす。





「今日は暖かいですね」





亮「うん、そうだね。俺、こういう天気好き」





「私も…っです」





泣きそうなのを精一杯こらえる。



久しぶりに交わした亮介先輩とのまともな会話。



こんな会話、友達とでもできるのに……ね。



けど、そんな会話でも亮介先輩とならいくらでもできます私は。



例えあなたがなんとも想っていなくても。



だって、亮介先輩が私に恋を教えてくれたから。



人を好きになるってこんなに幸せなんだって教えてくれたから。



だから私はあなたが…



亮介先輩が…大好きです。





「大嫌いです」





「私は亮介先輩が…大嫌いです」









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