【高尾和成】【花宮真】終告【黒バス】 (ページ4)

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前触れ。ページ4

『ただいまー。』

真「おー。随分おそかったじゃねぇか。」

『ま、まこ兄！電話してからそんな経ってないじゃん～！』

真「…10分経った、」

『たった10分じゃんかーｗ』

真「うるせぇ、早く風呂入ってこい」

『はいハーイ。』

うちの家も複雑だといったが、

家庭構図を詳しく説明すると、

私は、小学校4年生のころに、父を病気で亡くした。

そして、花宮真の両親は、離婚して、真兄が
父親についた。

そして、私が小学校6年生のはじめ。
真兄が中学校1年生はじめに、

私の母と真兄の父が結婚して、それから、ずっと同居している。

察せるだろうけど、

旧姓は花宮ではない。

(ｳﾐｿﾞﾗ)海空Aだった。

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正直、私の母の再婚は反対だった。けど、

独り身の大変さは、小6であった私も重々理解していたし。

今では不満はない。って言ったらうそになるけど…。

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『ふんふんふーん♪おっふろー。おっふろー。』

鼻歌を歌いながら、お風呂に向かう。

いつものように。服を脱ぎ。

体を洗う。

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どこの家庭でもありげな、全身鏡に自分を映す

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『あれっ、こんなところに痣なんて、あったっけ。』

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背中に、握り拳くらいの、中くらいのサイズの痣。

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『部活んときぶつけたかな～？まぁ、いっかー。』

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この痣が後の大病の知らせだなんて。

その時の私には疑う由もなかった。