探偵チームＫＺ事件ノート〜信じた仲間は知っている〜

怒りと驚き ページ24

ｓｉｄｅアーヤ




ドアが開いた皆がいつものように入っていく




私も最後に入った翼の後について行く




毎週土曜日に来てた筈なのに




こんなに緊張するの初めて




上杉君と目が合った




上杉君が私の方へ来た




少し後ずさりする




「この前は本当にごめんな
焦ってたんだ俺らしくなかった 悪かった」




彼にしては珍しく優しい




「あんなに同じところをぶたれたらすごく痛いはずだ それに・・・」




「今まで仲良くしてきたチームのやつににあんなことされたら精神的にもきてただろ」




「大丈夫、私こういうの慣れてるから…気にしないで」




「本当か？」




「ん…」




「諸君、今からＫＺ会議を始める」




「まずアーヤ」




…ごくっ




「この前はすまなかった、仮にもKZリーダーの俺が言ってんだ許すよな？」




え・・・・？




途端にみんなの怒りの声




「お前、自分の事何様だと思ってんだ！！ありえねーだろっ！」




「若武、今回はちゃんとあやまってよ！！」




「お前それでもリーダーか！？こんなところでリーダーの権利使ってんじゃねえ！！」




「若武、アーヤの事傷付けたんだよっ！？そのこと自覚してる！？」




若武が両手をあげる




「諸君落ち着いてくれ 冗談だ、アーヤごめんな、いきなり怒ったりして」




「大丈夫・・・だから」




「それなら良かった」




「それより、何のために僕たちを呼んだの？」




若武がよくぞ聞いてくれたと言わんばかりにカッコつける




「諸君、報告があるんだが・・・・・」




「俺、彼女できたから」




「「はぁぁぁぁぁぁぁあ！？」」




切り替え早いな 流石若武…？




「紹介する、おーい入ってきていいぞ」




すると呼ばれて入って来たのは




！！！




佐田真理子＿＿＿




どうしてここにいるの！？




何で＿＿＿＿









ここに来てまで私をいじめに来たの＿＿＿？

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