え ろ 甘 カ レ シ 【赤○】

え.ろ甘カレシ２４…*** ページ24

無声音的な音が響く、私の部屋

外ではどうやら蝉が大合唱しているようです

ただいま季節は夏の本番……世間で言う夏休み

久々のお休みだけど…こうも暑いと何も考えたくないし、動きたくはない

絶妙な温度で涼しくしてくれているクーラーさんに抱き着きたいぐらい感謝である←



征十郎「A、いる？開けるよ？」




A「んー……」



ガチャッとドアが開く音

ベッドに寝転がりながらチラッと見ると案の定呆れ顔の彼氏様



征十郎「A……いくら家だからって
　 そんな際どい格好はどうかと思うけど」



A「だって暑いんだもん…それに部屋来るのなんて征十郎ぐらいだしイイでしょー？」



征十郎「おい………まぁイイや
　 そうだ、何か飲み物作ってあげようか？」



A「飲み…物？」



征十郎「そ、涼しくなるような飲み物作ってあげるよ」



そう言って簡易キッチンの方へと姿を消してしまった

いつになく優しい(←)征十郎に違和感を覚えなくもないけど

暑さにやられているからか、何かどうでもイイやーってなる

しばらくして、カラン…と何とも涼しげな音が聞こえた



征十郎「はい、どうぞ」



A「んー……ありがとー……って、何か赤くない？」



征十郎「そりゃあ…ベリージュースだからね(クスッ」



A「ふーん………まぁイイか、いただきまーす……」



征十郎「召し上がれ(黒笑」



この後、もうちょっとあの時の征十郎の笑みの意味を

考えておくべきだった……と盛大に後悔する運命になるのであった

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