星の少女は皆をサポートする

第57話 楽しむ暇は与えない ページ8

春奈｢皆さーん！お待たせしました！｣
そう言って、春奈は僕の手を引きながら皆の所へ行く。

瑞希｢は、春奈ちゃん！そろそろ離して｣

春奈｢あ、ごめんね｣

そう言って、春奈ちゃんは僕の手を離す。星章チームが僕の姿を見て固まる。

瑞希｢…やっぱり似合わなかった…？｣

水神矢｢い、いや、似合ってる｣

佐曽塚｢て言うよりそれ、ぶかぶかだね｣

瑞希｢悪かったね！ぶかぶかで！｣

鬼道｢…すまない｣

瑞希｢もう…いいよ！それじゃあ、僕のポジションはどこにつけばいいの？｣

鬼道｢お前のポジションは？｣

瑞希｢特にない。強いて言えば、リベロとか？｣

鬼道｢それはいいな。それじゃあ、MFのところに入れ｣

瑞希｢はーい｣

僕はそう言って空いてる早乙女君の隣に立つ。

瑞希｢宜しく！｣

早乙女｢うん、宜しく｣

春奈｢ルールは先に一点入れた方の勝ち。それでは、試合開始！｣

瑞希｢鬼道さん側からのキックオフか…。面倒だし、速攻で終わらせよ！｣

僕は鬼道さんの前に立つ。

鬼道｢どんなプレーか、楽しませてもらおうか！｣

瑞希｢楽しむ間もなく終わらせてあげる！『ザ･タワー』！｣

鬼道｢っく！｣

僕は鬼道さんからボールを奪う。

瑞希｢さてと…面倒だしあの技にするか！｣

僕はその場でシュートを打つ準備をする。

瑞希｢はぁぁ！『エクスカリバー』！｣

天野｢モジャkぐぁぁ！｣

瑞希｢よし！｣

ゴール入れたぜ！

鬼道｢…やるな｣

瑞希｢そりゃあ、どーも。あ、僕が選手として出場できること、灰崎にも言わないでね？｣

鬼道｢あぁ、分かった｣

瑞希｢そこはあっさりなんだね。あ、それじゃあ、このジャージ返すよ｣

鬼道｢あぁ｣

瑞希｢春奈ちゃん、更衣室の案内お願いできる？｣

春奈｢もちろんです！こっちです！｣

そう言って、春奈は僕を更衣室まで案内する。

瑞希｢ふぅ…春奈ちゃん、サラシ返して｣

春奈｢え？何でですか？｣

瑞希｢逆に何で駄目なんだよ｣

春奈｢女の子が胸を潰すなんて駄目です！息苦しいじゃないですか！｣

瑞希｢もう、慣れたよ…それに、このブラの方が息苦しい…｣

実は少しくいこんでる…

春奈｢うっ…わ、分かりました｣

瑞希｢ありがとう｣

僕はサラシを巻いて制服に着替えて、鬼道さん達の所へ行く。

第58話 この戦いが終われば…→←第56話 何巻いてる…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す