オッドアイ少女の相談所

第339話 紫紅家について ページ4

A｢……あ…｣


夜、お風呂から上がると、ふと、頭にあることが横切る。


A｢夏未…僕のことを紫紅って呼んでたけど……紫紅について調べてみるか｣


そう思ってパソコンを開いて、調べ始める。


A｢………なるほどね…｣


わかった内容を纏めるとこうだ。


紫紅というのは家系のこと。紫紅家はアキノリの家系と同じ、妖術の家系。


A｢シャドウサイドの原作に無かったってことはイナイレの原作か…｣


そりゃあ僕は知らないわけか…。


A｢それにしても…なんで夏未は僕のことを紫紅って呼んでたんだろう…｣


そう思いながら紫紅家に関する情報を見ていると…


A｢…『紫紅家の噂について』｣


気になったので調べてみる。


A｢なになに…？『現在の紫紅家の本家は行方不明で分家が束ねている』…絵に書いたような争いなのかな…？｣


まぁ僕には関係ないけど。そう思っていると…


A｢…『紫紅家は鬼族の末裔』……｣


その他にも、紫紅家は鬼族の姫の生まれ変わりを探している。彼女達の力を使って妖怪の世界の支配…。


A｢…鬼族の姫の生まれ変わり……｣


僕とナツメを探している…？


A｢妖魔界の支配のために…？｣


まさか…あの時サタンが言っている『オリオン財団は僕を狙っている』の意味…これは紫紅家が関係してるの…？


A｢……ナツメもいずれ目を付けられる…｣


しかし、その前に空亡か…。


A｢大変なことになったな…。まぁ…ナツメを狙う奴らは例え親しい人だとしても殺す…｣


紫苑と約束した。そして、やっと見つけた僕の妹だから。それに…


A｢これが“紫苑のスピリット”だから…｣

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