Kzが解散して3ヶ月後。私には父親が６人、母親が２人、兄が５人、弟が４人できました。 (ページ2)

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プロローグページ2

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kzで事件を追っている途中に両親が離婚した

目の前で家族がばらばらになる様をみた

ママは優秀なお兄ちゃんと、可愛い奈子を連れて家から出て行く

パパは寂しさを紛らわせるかのように仕事をしてお金だけ置いていつも家にはいない

寂しかった

一人ぼっちが苦しかった

夜の家がどれだけ怖いか思い知った

だから2個目(・・・)の家族ができた時は嬉しかった

真奏お兄ちゃんっていう優しい兄がいて、聖那さんという優しいお母さんができた

なのに

長く続かなかった

3番目、4番目って家族が出来てまたばらばらになる

最後に残るのは暗くて寂しい夜

気が狂いそうだった

今までママにやって貰ってたことは自分でやった

洗濯だってしたし、どんなに疲れていても自分のご飯は自分で料理して食べてた

自分の中からどんどん温もりが消えてく

眠れなくなった

それが真っ暗な空間にいる中でも余計なストレスで

学校に通うのを辞めてしまった

毎日素敵なお母さんのお弁当を食べるクラスメイト

家族がいることが幸せなのにお母さんなんて、お父さんなんて、いらない発言

私が無くしたくなかったものを手に持ってるのに平然といらないという苦しい空間に吐き気がした

最低限、塾の勉強さえしていれば高校に入れる

だから塾にだけは通った

kz以外関わりがない

その時初めて塾に通ってて良かったと思ったんだ

だから

｢サッカーチームkzのΖ選抜により探偵チームKZの続行は不可能と考えたため、解散をしたいと思う。｣

若武のこの発言が私の支えを全て奪っていくとは思わなかった