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「ーーーこんなに毎日だれか身近な人が死んでいく世界なんて嫌だ――ー!」


海上自衛隊の病院船に乗ってた時代、こんなことを言って内地の赤十字病院に出向していった同僚――—いや、恋人がいた。


自衛隊が本格的に深海棲艦との戦争に突入し、東京に兄弟12人と母親を残して赤紙召集で出征してきた朝日奈一尉。


私や他の古株みたいな志願兵より戦場での判断力の速さは劣るものの、第三次救急病院から出征してきただけあって腕は確かだった。


この戦争が終わったら、必ず二人で本土に帰ろう、そして一緒になろうって約束してた矢先だった。


衛生課兵士交代帰国制で先に国に帰って、そのまま会うことはなかった。


仲良かった同期によると上記のようなことを漏らしていたという。


―――あの後すぐ私も軍部再編にのっとって一尉から少佐に格上げされ、佐世保鎮守府に着任した


もうあの春から5年


あの人は今何をしているだろうか執筆状態:連載中









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作者名:林檎飴 | 作成日時:2018年10月10日 4時

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