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第六十話 ページ16

NOside

新八「え?銀さん?ちょ、銀さん」

銀時は後ろを向いて少し歩き、また振り返る

銀時「てめぇら!死ぬ覚悟はできてんだろうな!」

新八「なかったことにしてる!
前のやり取りまるまるなかったことにして再編集しようとしてる!」

月詠「主もわっちの餌食になるがいい、わっちが殺したあのわっぱのところにつれていってやる」

銀時(ちょー、気使ってくれてるよぉ!
くどいくらい自分が殺ったことにしてくれてるよぉ!
いい人だ、あの人やっぱりいい人だよ!)

銀時「あ、ちょっと、もうそれ以上気ぃ使わないで、優しくされると、泣きそうになるから」

銀時は震えた声で言う

新八「なにめんどくせぇこといってんだ!」

月詠「気など使っておらん、わっちがクナイを投げなければこうはならなかった
過程はどうあれ、原因をつくったのはわっちだ、わっちが殺した」

銀時「やめて本当、お前の気持ちはわかったから、俺が殺ったんだぁ!」

新八「なにこのやり取り、あんたら敵どうしだよね!」

月詠「わっちが殺ったといっとるんだ」

銀時「いや俺だぁ!」

月詠「いやわっちだ!」

『この二人めんどくさ
しかもなんで銀時泣いてんの?え?馬鹿?』

銀時「俺だ!」

月詠「わっちだ!」

銀時「おれ」

言葉の途中で月詠が銀時にクナイを刺す

新八・神楽「え?」

銀時は後ろに倒れる

新八・神楽「ぎ、銀さん/銀ちゃん!」

そして今度は新八、神楽、Aの左胸に刺さる

月詠「やつらはわっちが全員倒した、そう鳳仙様に伝えなんし、後始末はわっちがしておく」

そういうと一斉に全員が走っていった

月詠「おい、起きなんし、今度は本当のクナイを叩き込むぞ」

銀時たちに刺さっていたのは偽のクナイだった
そして皆起き上がる

銀時「あり?生きてる!」



月詠「門は見張りがいる、この中を通っていくがいい
1日半はかかるが、いずれ外に出られるはずだ
さっさとここから逃げろ、次来たら本当に殺す」

晴太「おいらたちを逃がすために芝居をうったのか?百華の頭のあんたが」

月詠「わっちは吉原の番人、吉原で騒ぎを起こすやつは消すそれだけでありんす」

晴太「悪いが消えるつもりもないし、あんたらに消される覚えもない、俺は母ちゃんに、日輪太夫に会いに来ただけだ!」

月詠「だったら尚更帰るがいい、わっちに主らを逃がせと頼んだのは誰でもない、その日輪じゃ」

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坂威瑠衣(プロフ) - 怜斗さん» コメント有難うございます!そう言っていただけると凄く嬉しいです (2018年8月28日 11時) (レス) id: 3a67c0c35e (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - 面白いです!!はやく続きがよみたいです! (2018年8月19日 12時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂威瑠衣 | 作成日時:2018年8月7日 5時

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