ドＳの銀髪少女は真選組 part2

第五十九話 ページ15

NOside

銀時「いい加減にしろ！刺さってないって刺さった本人がいってんだから刺さってないってことでいいだろうがぁ！」

新八「今認めましたよね」

銀時「あのさぁ、ほんとにさぁ、お前さぁ、ここは刺さってないかんじにしとこうよ
俺めっちゃカッコ悪いじゃん、完全に全部打ち落とした感じにしてたじゃん、めっちゃ恥ずかしいじゃん
あ、俺ちょっと恥ずかしくて振り向けねぇよ、皆笑ってない、大丈夫？」

新八「大丈夫です」

月詠「わっちの攻撃をすべて打ち落とすとは何者じゃ、主ら」

月詠は何もなかったように言う

銀時「気使ってくれてるぅ！
全部打ち落とした事にしてくれてるぅ！
いい子だよあの子いい子だよ！」

銀時はなにもなかったように振り返った

銀時「攻撃？そいつは悪かったな
俺はてっきりクナイが散歩してんのかと思ったよ
それより俺ともっといいもんを指し...」

銀時の手にはまたもクナイが刺さっていた

銀時「やべえよ、腕にも刺さってた！
見られた、完全に見られたよ！」

新八「あんた結局全然打ち落とせてないじやん！」

『決まらねぇなー』

銀時「やばい、どうしよ、笑ってるだろ？アイツら絶対笑ってるだろ？もう無理だわ帰るは、病院いくは俺」

新八「落ち着いてください打ち落とした感じにするから恥ずかしいんですよ、身を呈して守ったことにしましょう！」

月詠「身を呈して子供をかばうとはたいしたやつ、主、何者じゃ」

銀時「聞いてくれたぁ！計画聞いてくれたよ！いい子だよあの子やっぱりいい子だよ！」

今度はふらふらしながら振り返る

銀時「な、なんて攻撃だ、盾になるのが精一杯だったぜ」

『それもそれでダサいよな』

銀時「おい、大丈夫か晴太」

晴太の頭にはクナイが刺さっている

銀時「せい、たくぅぅぅん？」

新八「うそ、え？うそ」

神楽「晴太ぁぁ！」

晴太に神楽と新八が駆け寄る

新八「銀さんこれぇ！刺さってますよ！完全に刺さってますよ！
颯爽と助けに来て結局完全にぶっ刺さってますよ！何しに来たんですかあんたぁ！」

銀時「てめぇら、てめぇら死ぬ覚悟はできてるんだろうな！」

新八「誤魔化したぁ！怒って結局人のせいにしたぁ！」

百華「あの、私みちゃったんですけどぉ」

なぜか一人の百華が手をあげた

百華「さっきあの人が助けには行ったときに弾いたクナイの一本が、刺さってました」

百華「あの、私もみた」

百華「あちきも」

百華「わっちも」

百華「あれ弾かなかったら刺さってなかったよね」

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