優しさ届ける広い空！３

＊１３２話　プリキュアの力 ページ42

ド「・・・ヒメル、今失礼なこと考えなかった？」

なぜばれたし…

貴「そ、そんなわけないよ？」

ド「じゃあなんで疑問形…」

貴「さすがドリームだなぁって思っただけだって」

いろんな意味でだけどね

貴「そ、そんなことより、コワイナー倒さなきゃ…！ドリーム、ごめ…ううん、ありがとう！」

ド「！！うん！こっちは任せて！」

頼もしいや

貴「さて…コワイナーにはとくに恨みはなんだけど…みんなを傷つけたんだから…分かってるよね？」

・・・あれ？私普通に恨んでるじゃん

・・・うん

私の大切な人達を傷つけたからしかたないよね

さぁ、お覚悟はよろしくて？

って、これも違うプリキュアかぁ

プリキュアっていいセリフっていうか、一度言ってみたいセリフたくさんあるよね

前の世界で"めちょっく"はわりと使ってた

貴「と、そんなことはおいといて…」

コ「コワイナー！！」

攻撃を避けるついでに、コワイナーの背後にまわり込む

貴「闇をも照らす乙女の光！受けてみなさい！プリキュア！ヒメルボレアス！！」

私を中心に風が巻き起こり、結構すごい勢いでコワイナーに向かっていった

・・・これ、絶対人に向けたらあかんやつや…

もちろんみんなのもだめだけどね…？

コ「コワイナー」

コワイナーから仮面が剥がれ落ちる

やっぱり最後はあっさりしてんなぁ

でもまぁこれで

貴「浄化完了！」

なんてね

ハ「チッ」

ハデーニャさんはとくに何も言わずに帰っていったけど…むっちゃこっち見て舌打ちされた…

私そんなことされるほどやばいことしたかなぁ

貴「・・・した記憶しかないかも…」

ナイトメアにとっては裏切り者だもんね

うわぁ…

これからどうすれば…なんて考えながらとりあえず変身を解く

ナイトメアともだけど…何よりみんなと…

の「Aちゃ〜ん！！」

貴「うわ！？」

名前を呼ばれて振り向くと、目の前にドアップでのぞみの顔があった

私は思わず体をのけぞらせ、のぞみの突進を避ける

の「ちょっ！なんで避けるの！？」

貴「反射的に…」

の「反射！？」

貴「誰だって振り返ったときに顔が目の前にあったらびっくりするって！その状況からのぞみ〜って抱き着ける人の方がどうにかしてるって！」

普通の人ならきっと無理…

マ「なら、避けるすきを与えなければいいんでしょ？」

そんな声が聞こえたと思ったらマフィンが後ろから抱き着いてきた

貴「な！？ちょと！」

・・・キャアなんてそんな可愛い悲鳴は出るはずない

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