プロデューサーがなんか最近可愛い【あんスタ】 (ページ15)

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なんかさ…慣れって…怖いわよね。ページ15

「A。ここで何している。」

ほらね。似たよーな事言われた。
何回も敬人先輩に説教されてるから、なんか…こう…何言われるのか大体分かってきた。うん。

『えっとっすねぇ。なんて言うか…。』

「あの件で僕が呼び出したんだ。」

私の変わりに英智先輩が言うと、敬人先輩が大きくため息をはいた。

「はぁ。全く貴様は懲りんのか。」

『懲りてます懲りてます。いや、本当にですよ！？私だって怒られたくてやってるなんて事は絶対にあり得ないんですからっ！』

「まぁ。とりあえず俺は資料を置きに来ただけだからな。もう用はない。」

あれ？あの敬人先輩が…珍しい事もあるものなんだな。

って、なんで生徒会室に並んでる椅子に座ってるのですか！
嘘でしょ！？何この三者面談っぽい雰囲気！？

私が1人でわたわたやってると、またもや英智先輩がにっこり微笑んで言う。

「さぁ、Aちゃん。さっきの質問に答えてくれるかな。」

えっ、すっかり忘れてた。

いやでも、この状況についていける人の方が少ないはずだ。

『…ごめんなさい。質問内容忘れました…。』

「ふふ。君は面白いね。

僕は気が変わったよ。もういいよ。UNDEADのプロデュースをしに行っといで。」

『えっ？なんで…？』

「逆に、君は怒られたかったのかな？」

『い、いえっ！断じてそのようなことは…。』

「僕はもういいと言っているんだよ。ここにいたら敬人に怒られてしまうよ。」

『うへっ？あぁ、はい！で、ではっ！』

急いで生徒会室から出て『ぅわぁぁ』と言いながら顔に手を持ってって目元をぐりぐりしようと思ったら、

濡れていた。

うそぉ！！

えぇ、私泣いたの？嘘でしょ？

まぁ。でも…あれは怖いわ。

こりゃ泣いても仕方ないわな。

ーーーin生徒会室

「おい英智。」

「僕だって分かっているんだ。きちんと叱らないといけない事くらい…。でも、敬人も見ただろう？涙目で頬を赤らめて「ごめんなさい。」だよ？さすがに僕も怒れないよ。」

「全く。あいつは…。度し難い。」