真面目な僕と不真面目な君【チョロ松】

３９話 ページ41

「A！！なんかあったら『ホウレンソウ』だぞー！」
「なんかあって俺らに連絡取れなくても『おはし』だぞ！」
「私をいくつだと思ってるの…？」


嫌な気しかしない
なんだあいつら、一回シメられたいの？

お望みとあらばいつだってシメるけど…？


「『ホウレンソウ』言ってみろ！はい！」
「ちょ、なんでよ……」
「なんかあってからじゃ遅ぇんだよ！」


無駄にイケメン発揮するのは良いけどね？タッキー
発揮する相手間違ってるよ？なんかあったら自力で逃げるし


そう言えば、お前はゴリラか！？と驚愕


殺そう


「ナイフと素手、ハサミ……選ばせてあげるけど」
「すんまっせん。じゃなくて、『ホウレンソウ』だぞ？報告•連絡•相談…」
「わかったってば……」



報告も連絡もする必要ないでしょ…
て言うか、あんたらが動いたところで解決する話じゃないし


生徒会動かせたら別なんだけどね…



「……ん？」


生徒会を動かせる……じゃなくて、動かないと生徒会が成り立たない…って人たちなら周りにいるじゃないか



「……良いこと考えついちゃったかなぁ…？」



ニヤッと笑ってホテル街に入る

カップルがホテルを選び、おじさんが勧誘するためにうろついている


ナンパ師もうようよといるこの場所は、あまり好んでいない



「ねぇ君。良いバイトがあるんだけど、興味ない？」
「ないですね、他当たってください」


めんどくさいし


この歳でデビューするわけにはいかないんだよなー

親に、もっと責められちゃう



「……かいちょー」
「…あぁ、Aか」


路地裏に入れば、猫とたむろっている湊が

頬が血だらけなあたり、またどこかで喧嘩でもしたか…



「……また、血濡れね。一体いつまで続けるつもりなの？不良狩り…」
「Aが帰ってきたらする意味はなくなるんだよ？」
「何回言わせるの？私は家には帰らない。帰る場所がないじゃない」


それもそうだね、と悲しそうに笑った笑みから目を背ける

なんでいつも悲しそうに、優しそうに笑うの？
許してしまいそうで怖い


「さっさと、目的地に行きましょう？無駄な時間は食いたくないから」
「ホント、A…Aは昔から真面目だなぁ…生徒会長の器が似合ってるのは、Aなのにね」


……何言ってるの？

“真面目”が好きな私の親は、“不真面目”な私を捨てて“真面目だった”貴方を取った



「……私は、不良トップクラスの“死神”よ？何を言ってるの？」


悲しい雨は振り止まない

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

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