真面目な僕と不真面目な君【チョロ松】

３４話 ページ36

今日から練習……と言うか、なんだ、話し合い？流れ？

とにかくそんな感じ


朝からとかマジでこの学校何。熱狂的すぎて引く…


暑苦しいんだけど。付いてけない


いや、普通放課後！


「チッ…やりたくもないやつ何で私が…」


舌打ちをすると、周りの人はビクッと肩を震わせる
それにもいちいちイラッとした


「どうしたのー？Aちゃん。イライラしてる？」
「しばくぞ」
「え、結構理不尽だね…」


ごめんトッティ、とちゃんと謝る
今のはかなり理不尽だった


「女の子の日なの？薬飲む？」
「いや…違う。いい。……ん？待って、薬持ってるの？」
「持ってるよ♡」


流石に怖い

ヒュッと音が出てから息ができなくなった喉を再起動させたいだができねぇぞ


「あ、そういえばトド松は何に出るの？」
「僕は棒引き」

なんで僕が暑苦しい男どもと肩並べなきゃいけないの、とキレ気味

いや、あんたも男だろ……


一応、とちゃんと付け加えておいたから怒らないでほしい


「Aーーー！！！！」
「わっぷ」


後ろから抱きつかれ、支えるのがやっと

十四松だろうな



「な、に。どうしたの？十四松」
「あんねー！俺障害物走出んよ！」
「おー、超得意そう」


十四松のクラスは勝ち決定だろうな


今から何しに行くの？と聞くと、私と目的地は一緒だったので一緒に行こう

両手に華……いや、天使

可愛い二人だ

天然な可愛さとあざとい可愛さ

なかなかいいと思う



羨め世の天使クラスタ達よ



「おっ！honeyじゃないか！怪我は痛まないか？」
「学校で会うたびに心配されるとこっちが困るんだけど。怪我も完治したよ。カラ松は何してるの？」
「あぁ！俺は騎馬戦に出るんだ！」

らしいね、と呟くトッティ
うん、下かな？


と思えば、予行時


「………嘘でしょ」
「えぇ…」


カラ松が持ち上がってるではないか！マジかよ
下は？と思い、土台を見てみると、筋肉研究部とかボクシング部とかの連中


……いや、あの、違うね



「カラ松持ち上げるとかすげー」
「だよねー、って言うおそ松サボりでしょ〜。何してんの？」
「お兄ちゃんはリレー。今逃げて「捕まえた、松野長男」…」


捕まえに来たのは体育委員長、瀧麗(たきなら)奏茉(そうま)(長いのでこれから私はタッキーと呼ぶ)だった


「よっすタッキー。おひさ」
「A！ひっさしぶりだなぁ！！ちゃんと体育祭出るんだ？」
「私が休んだ事なんて一度もないはずなんだけど、誰と間違えてんの？」

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