愛してる７ ページ9
☆Aside☆
「…お邪魔します」
そう言ってから松野家の敷居をまたぐ
気まずい…と思っていた私は一週間ほど顔を見せなかった
どんどん気まずくなっていくだけだったので今日は来ようと思っておそ松にLINEしたんだが…
今は誰もいない…のかな？
チラッと居間を除くが、シーンと静まり返っている
待て待て、あいつらニートじゃなかったのか？
そういやおそ松。お前は私がくること知ってたんじゃ…
なんでいないわけ！？
「………え〜…へこむ…」
もう帰ろうと扉に手をかけた時
「待っ…！……て……」
私の腕を誰かが掴んだ
「！？…………え？」
驚いて振り返るとそこには目を見開いている一松が
なんで一松が私のこと…
なんとも言えない空気が私たちの間に流れる
ここ何年かまともに口さえ聞かなかった私たちがそう簡単に話せるわけがない
一松はどんな声だっけ？
こんなに手、大きかったっけ？
どんな風に話してたっけ？
もう忘れちゃった
一松も覚えてないだろうな、私の声なんて…
興味ないんだろうな…私なんか
「っ…………！！離して…一松……」
なにを言ってもやっぱり愛しい人の名前を呼べるのは嬉しい
それが、どんなに…どんなに悲しい状況でも
「………いやだ。離さない…」
「！？なんで！？一松は私のこと嫌いでしょ！？離してよ、離して！私だって…私だって……！」
この先が言えない
嘘でも、嘘でも言えない
「………私、だって………」
自然と目から水が流れてくる
もう無理なの？愛し合うことはできないの？
なんのために、一松は私と会ったの？
好きになった理由はなに？
これも、愛の形…？
「………A…」
「気安く呼ばないで！」
「っ……」
嘘よ、嘘よ一松
本当はそんなこと思ってない
もっと呼んでほしい
私の名前を呼んで一松
昔みたいに、愛しそうに…
「っ…私の名前、呼ばないでよ……悲しくなるじゃない！だから、だから私は一松を諦めきれない！！チョロ松の期待に応えきれない！！私を閉じ込めないでよ、苦しいの…叶わないんだったら、もう私を…」
私が言いたいことを言って一松を見上げると、一松は苦しそうに眉をひそめていた
「あ、ごめ…なさ……」
「…………え〜っと、あんたはさ…俺のこと好きなわけ？」
「へ……？」
あまりに意外な質問で、間抜けな声が出てしまう
「…………好きよ…ずっと前から…」
それを言ってまた、また涙が溢れる
もうやめて、愛しい人
私をとらえないで
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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松々先輩(プロフ) - 一松さん» 羨ましいです……www (2019年1月31日 8時) (
レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
一松 - どう？羨ましい？俺もうリア充 (2019年1月30日 23時) (レス) id: 95ef69bc8b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 一松さん» 富士山！？凄い… (2019年1月30日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
一松 - トッティがもう1回富士山登るっていったから俺らもついて行ったんだ。 (2019年1月30日 23時) (レス) id: 95ef69bc8b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 一松さん» いえいえ！こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年1月30日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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