愛してる23 ページ25
☆Aside☆
「え、ぁ、う…」
なんか減ってる!絶対私の中で何かが減る!
ギュッと目を閉じた瞬間、襖が開く音がする
「…え?」
「……に、にいさ…」
十四松が戸惑っている…と言うことは、一松…?
「へぇ…うん、そう」
「ち、違っ…」
軽蔑するような目で私を見る一松
その目はどこかくすんでて
「どうして…?」
「は?」
私は初めて、一松に対して否定的な言葉を吐いた
「私、一松のこと好きだよ?好きなのに、何でわかってくれないの?」
「…見え透いた嘘吐かないでくれる」
「嘘なんかっ…」
そこまで言って言葉が詰まる
一松…?どうして泣いてるの?
「あんたが俺のこと好きだとして、何で俺はあんたのこと、好きにならないか考えたことないわけ?」
「は、ちょっ……一松?」
「それはあんたが、うっとおしいからだよ!!ずっと俺の周りうろついて、変な目線送って俺のこと美化して!俺はあんたの思うような良い男じゃなくて、好きな女を諦めたはずなのに諦めきれないクズだよ!!」
それは違う、と言おうと開いた口からは乾いた息しか出てこなかった
一松…?
「…私、わからない。一松、あなたなにを……」
「うるせぇ!!」
「一松!!」
驚いている十四松とトド松はお構いなしに飛び出していく一松
私は追いかけようと、立ち上がって靴を履いた
「わっ!一松!?」
ドンッ
「えっ!?留佳ちゃん!?」
「チョロ松……一松、一松が___」
出てすぐにチョロ松とぶつかった
チョロ松の胸板に顔をぶつけてたじろいでいると、チョロ松に腕を掴まれる
「行かなきゃ、私…一松がッ…」
行かなきゃいけないの
初めて一松が私に本音を言ってくれた
お願い、行かせて、と視線を送るとギュッと強く手首を掴まれる
「?離して、チョロ松。まだ間に合うかも…」
チョロ松の顔を見上げながらそういうと、苦しそうな顔をして私を見据える
どうして離してくれないの?
チョロ松は、私と一松を応援してくれてるんじゃなかったの?
あの時、だって…
『僕は一松を好きな君が好き』って言ってくれたじゃない
「……チョロm「行かないで」…え?」
行かないで、ともう一度呟いて腕を強く引く
されるがままの私は、チョロ松に抱きしめられていた
「行かないで、Aちゃん……」
「…………チョロ松……?」
わからない、一松の気持ちも、チョロ松の気持ちも
私の、気持ちも
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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松々先輩(プロフ) - 一松さん» 羨ましいです……www (2019年1月31日 8時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
一松 - どう?羨ましい?俺もうリア充 (2019年1月30日 23時) (レス) id: 95ef69bc8b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 一松さん» 富士山!?凄い… (2019年1月30日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
一松 - トッティがもう1回富士山登るっていったから俺らもついて行ったんだ。 (2019年1月30日 23時) (レス) id: 95ef69bc8b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 一松さん» いえいえ!こちらこそコメントありがとうございます! (2019年1月30日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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