140話※ ページ49
はい、何日か経ってプール開放の日です。
超綺麗な青空。
そして青い顔して立っている長身ピンク頭は何を隠そう柏木だ。
B組と合同だった組はA。
和田「昨日からずっと腹痛いんだってさ」
郷田「まぁ見てるこっちはザマーって感じだけど。やっぱり神は万物を与えずってホントなんだよね」
大門「あいつ昔から水が嫌らしいからね」
郷田「いや、コイツは万物持ってるね」
大門「え?」
ところでA、と中身のない笑顔をこちらに向けて近づいてくる変態。
それに合わせて下がる私はしっかりとラッシュガードを着ている。
比較的マシそうな稜くんと一緒に居たんだけどね。
どっか行けケダモノ。
郷田「それ、脱がないの?」
「…脱ぐわけないじゃん。なんでこんな色魔がいるところで脱がなきゃダメなのよ。しかもこの下はただのスク水よ」
野口「なにそれそそる」
「黙れよ」
シッシッ、とハエを追い払うようにすると、その手をパシッと掴まれる。
おい嘘だろ、煩悩が移る。
そのままの笑顔でグッと近づかれ、やはり郷田は距離が近いんじゃないか、と思った。
郷田「ね、良いじゃん」
「良くないよ!?ちょっと!稜くん助けて!」
界「わしにゃあできんよ……こがいな人扱うの初めてだし…」
野口「もっとやれ」
「お前が代わりになるか?ん?」
それは遠慮しとくね、とにこやかに言う野口は一度性転換をすれば良いと思う。
離せケダモノ!!と腕をブンブン振り回していると、元気になった美原が登場した。
ウキウキわくわくとはこの事を言うんだと思う。
効果音が見えるしね、美原の頭の上に。
美原「……え〜…っと……郷ちゃん?なにしてんの?」
郷田「うん、ちょっと今から躾をね」
佐田「……なんか…エ□いな」
「良いから助けろ!」
そそるねぇ〜、とニコニコしながら後ろで小田くんが笑っている。
そそるとか辞めて?小田くんのファンが減るよ?
とりあえず逃げないとダメかも、と身の危険を感じる。
美原「そういや先生、男の先生になってたな」
「え!?嘘でしょ、人生終わった」
青柳「ホント。ほら、あそこ」
そう言って青柳くんの指す方を見ると、そこには黒く焼けた肌をした好青年。
先生なんだけど、若いよね。
20代中盤…くらいかな。
イケメンだわ。(確信)
「かっこいいね」
美原「浮気か!?」
「お前浮気って言葉Google先生に聞けよ。それか辞書で調べろ」
『心がうわついて変わりやすいこと。一人の異性だけを愛さず、あの人この人と心を移すこと。』って書いてるから。
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松々先輩(プロフ) - ふーあさん» 時間かかると思いますがわかりました!! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 5d2671fec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します…主人公の兄弟との絡みも見てみたいです! (2019年11月24日 11時) (レス) id: 75ae983ccf (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 山口到和さん» え!?どこですか!?誤字ですか!? (2019年4月1日 18時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
山口到和 - 逢えるかかな? (2019年4月1日 8時) (レス) id: 9a42429598 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!!! (2019年3月22日 10時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
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