カラッポ【カラ松】

One episode ページ3

「今日は何しようかなー…」
「A先生、おはようございます！」
「あーおはよ」


なぜ下の名前なんだろうか…

まぁなれたし良いのだけれど


「おはよ♡A。今日も早いね？」
「おはようトド松。テスト用紙また作んの手伝ってくんない？もう私わけわかんなくて…」
「ほんとAって機械音痴だよね…ま、毎回のことだし手伝ってあげるけど」


そういえばカラ松兄さんとはどうなの？と純粋(？)な目で訊いてくるトド松


「んー、まぁまぁだよ」
「そっかー…カラ松兄さんに飽きたら僕に乗り換えても良いからねっ♡」

それじゃあ僕授業あるから、と職員室を出て行く


私がカラ松から乗り換えることなんてないのにな…


「あ、A！」
「？おそ松、先生なのに廊下走ってどうすんのよ」
「いや〜、それより十四松知らね？俺もう後30秒で授業始まるんだけど、十四松の使う教科書俺のカバンに入っててさ〜…A届けてくんない？」

一時間目授業ないでしょ、と続けた

仕方ないなぁ…と言いつつ十四松の授業中に乱入するのは楽しいので届けに行く


「よっ…！十四松！」
「あ、A先生だ！おはようございます！」
「やぁ生徒諸君！私の授業は何時間目かな？」
「三時間目です！」

なにしにきたの…とでも言うように私を見る十四松の顔に軽く教科書をぶつける


「うおー！すっげぇ、Aないのわかってたの！？エスパー！？」
「そうなんだー。あ、生徒会長がお弁当忘れてるって言ってたから次の休み時間とりにきてだって。私ら体育教員は体育教官室か職員室に大体いるからまたドブ川にまで探しに行ったりしないでね」



じゃあお邪魔しました、と教室を出る

そうだ、今日の授業について生徒会長と話し合っておこうかな
この学校には体育教師は二人しかいない
これがまた不便で…


「って言うか生徒会長どこなのよ…体育教官室いないし〜…」

職員室に行っても見つからなかった

キーンコーン…


「あ」

休み時間なっちゃった…ま、良いか


「A先生！これあげるー」
「お、どうも！」

男子校なので暑苦しいところだとは最初思っていたが実際そんなことはない

皆真面目な良い子だ


………………女子が教員合わせて二人しかいないって言うのはどうにかして欲しいけど…

元々男性職員しかいなかったのを体育と英語の先生がその時女子しかいなかったと言う理由でトト子と私が雇われている

給料はいいし文句はないけどねー



「…………さ、生徒会長大捜索と行きますか〜」

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• 恋愛運: ★★★☆☆
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