カラッポ【カラ松】

Thirty nine episodes ページ45

「なななななんでカラ松がココに！？」
「は、honeyこそ…ここは男湯じゃ……」


え、嘘……

私上がるから！！と入り口に向かおうとすると、そこからガヤガヤとおじさんの声が


……えっ？


「っ…honey、コッチだ！」
「え、ちょっ……」


カラ松に体を押されて岩陰に隠れる
カラ松も一緒についてきたんだがなぜ


いつも以上に近いのと、お互い裸に近い状況で心臓のドキドキが止まらない


うえぇえぇ……どうにかしてぇええぇ…


「か、カラ松！？」
「しーっ……その、バレちゃ困るだろ？きっとここは混浴だと思う…」


おじさんたちが出ていくまで隠れてろ、と言うカラ松の吐息が耳にかかる

あ、やっぱり…カラ松の声って、安心するなぁ……


そう思ってから……２時間くらいかな

一向に上がる気配のないおじさま方
おじさんって、お風呂長いよね……(偏見)


だいぶ暑くなってきたし、頭がぼーっとする


もうそろそろ上がるか〜、という声が聞こえ、どんどんその声が遠く感じる


「honey、上がったぞ……honey……？」
「あ、そ、そうね、ありがとう……じゃあ私はこれで…」


そう伝えて立ち上がろうとすると、グラッと視界が傾く


「honey！！！」


カラ松の叫び声も遠くなった



あれ？これなんだ？倒れた……？








「っ……は…」
「起きたか……」


声のした方を向くと、そこにはビールを煽るカラ松

……ってことは、ここは部屋……？



「え、と……」
「倒れたんでな。ここまで運んできたんだ」


大丈夫か？と言うカラ松に頷き返す


……服、着てる


ってことは……



「っ〜〜〜……！！」



な、まさかっ……


「す、すまない……見るつもりはなかったんだ……その、目は瞑ってたから……」
「あ、あり…ありがとう……」


いやいや！！カラ松！！！自分から墓穴掘ってるからね！？
それつまり私の体すげぇ触ったってことじゃん！！！！


あぁぁぁあぁぁああ恥ずかしいぃいぃいいぃぃぃいいいぃぃ……


死にたいです……



「…あ、ぇっと……い、一緒に酒はどうだ？キンキンに冷えたビールがあるんだが……」



気を利かせたのか、私にビールを差し出すカラ松
私はそのビールを受け取り、カラ松の座る椅子の前の椅子に座る



「…………花火が、見えるのね」
「あぁ、開けた時に気づいたんだ」



あぁ、なんて綺麗な……青色…




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私が言いたいことはただ１つであります

お前らはよ地元帰れ

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