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「今日はスゴイ楽しかったなー!夏は水族館に逃げ込むのが最高かも。」
大野「じゃ、また来るか。」
「その節はけんいちのお母さんのお友達、よろしくお願いしますっ!」
大野「食べ物も制覇できてないもんな。」
もう暗くなってきた空を見て、そろそろ帰らなきゃだなと寂しくなる。
じゃ、バイバイと言って手を振ると、腕を優しく掴まれた。
大野「もう少し時間、ダメか。」
「え、だいじょぶだけど。」
河原を歩いていると、急にちょっとの間目瞑っててと言われ、目をつぶる。
手を繋ぐのはあまりには暑くて、けんいちの服の裾を少し掴んで歩く。
大野「止まって、目はもう少しそのまま。」
「あんまり瞑ったままだと、眠くなっちゃよー。」
五、六分目をつぶって話をしていると、
大野「そろそろだな。
開けていいよ。」
そっと目を開けると、目の前で大きな花が打ち上がる。
「綺麗…」
大野「夏だし、見せたかったから。」
色とりどりの花火が次々と上がっていくのを眺めているのはほんとに楽しかった。
「けんいち、見せてくれてありがとう。」
そうけんいちの方を向くと、けんいちの顔が近づく。
ぎゅっと目をつぶると唇が重なった途端、花火の音が大きく鳴る。
「そう言えば、花火大会って悪いジンクスがあるって漫画に書いてあったような。」
大野「でも、花火中にキスすると、長持ちするって言うのもあるけど。」
「え?」
それって…
「それ調べたの?」
大野「・・・・・・」
「けんいち、意外とロマンチストなんだね。」
大野「ニヤニヤすんな。」
今回も最高のデートでした♪
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時