↓ ページ34
大野「雪風!この前はプレゼントのアドバイスありがとな!それでさ。」
大野「あのプレゼントがきっかけで付き合う事になったんだ。」
心臓が跳ねる音がした。
私はどんな顔をしているのが正解だったんだろう。
「そうなんだ、おめでと!
ほら、付き合ったんなら一緒に帰ってあげなきゃ可哀想でしょー?
さぁさぁ、行く!命令!!」
大野「おぉ!」
手を振る彼に手を振り返すと、私も鞄を持って帰り道を歩く。
まだ泣いちゃダメ。
こんな時までかっこ悪くてどうすんの、私。
「ただいま。」
宿題終わらせちゃいなよー、なんて言うお母さんの声をすり抜けて、自分の部屋に直行する。
ベッドに倒れこむと汚い感情が溢れだす。
何で私じゃないの?
一緒に居たあの時間は何だったの?
あんなに近くに居て、最終的に私じゃないなんて、太刀が悪い。
私だったら、毎日大野君を笑わせるのに。
そう思ったけど、きっと違う。
私だったら、きっとあなたをあんなに悩ませる事は出来ない。
私だったら、貴方をあんなに愛おしそうな顔にさせられない。
私は貴方の女友達として一番近くにいられても、一番好きな女の子として近くにいることは出来ない。
きっと私は、ずっと
「親友から抜け出せない。」
私がそっと涙交じりにいた一言は、形にならないまま、消えて行った。
駄作者の戯言
どうもルビー☆です!!
今回はもしも2人が付き合っていなかったらという設定で書きました。
稀にこういう失恋系やら切ない系を書きたくなる日がおとずれます。
良ければお付き合いよろしくお願いします!!
もしもシリーズでも、こんなシチュエーションがいいなーというリクエストも受付けますので、いただけると泣いて喜んで書かせていただきます!!
それでは駄作者ルビー☆でしたー!!
86人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時