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慣れないことしない方が良かったかな。
変だったのかな。

そんなことが頭の中を駆け巡る。



試合は、うちの学校の勝ち。


二年生の先輩にも引けを取らなくらい、活躍するけんいちに不覚にもかっこいいと思ってしまった。


「お疲れ様。」

片づけから、反省会まですべてが終わると、大野君の友達はササッとどこかに行ってしまった。


大野「あいつらな…」
「??」

大野「彼女と二人で帰れだってよ。
あれでも気、使っているつもりらしい。
送ってく。」


そんな好意に甘えて二人で帰り道を歩く。



「すごかった、お疲れ様!!」
大野「ありがと。」

帰り道は、試合の話をした。
そのせいか、すぐに家に到着。


「じゃあ、また明日、」
大野「待って。」



大野「あのさ、今日、どうしたの。」


「え?」

大野「いつものAと違って、何と言うか、大人っぽいというか、」

けんいちが私の顔を覗き込む。

あまりにも近すぎて、理由を離さないと、キスしてしまいそうな距離だった。



「焦ったの!!」


少し距離を取り直して、そうはっきり言う。
けんいちは少しだけ驚きの表情を見せた。


「けんいちがコーヒー飲めるって聞いたとき、何ていうか、

先にどんどん大人っぽくなっちゃうんじゃないかって、怖くなったの。


だから、私も同じスピードで大人にならなくちゃ、釣り合わないんじゃないかって思ったって言うか…


けんいちは、本当にイケメンだし、
完璧だと思うから、狙っている女の子だって、たくさんいるし。

その中にきっと、私より落ち着いた、大人の女の子が居たら、私はきっと敵わない、から。」



少しだけ二人の間に沈黙ができると、
けんいちは笑い出した。


大野「ふはははっ、A、面白すぎ!!」
「な、なに?!
こっちは真剣に悩んでいるのに!」


大野「あのさ、俺、大人っぽい人が好みなんて、一言でも言ったか?」
「言ってないけど…」

大野「そういうこと。
俺は、Aの今の姿が好きなんだから、そのまま変わらなくていいんだよ。」


「そう、なんだ。」
大野「ん、そう。
それ自分でやったの?」

「ううん、相談したら姫子がやってくれた。」
大野「…やっぱり城ケ崎か。」


けんいちはひきつった顔を見せる。

ごめん、姫子。
多分、貴方私の彼氏に誤解されてる。


大野「とにかくいつものAで良いから、」
じゃあ、バイバイ。」


大野「(って言うか、俺の飲んでいたコーヒー微糖だし、言うほど大人でもねぇよ。)」

主人公に50問50答してみた→←大人になるのは一緒がいい



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設定タグ:ちびまる子ちゃん , 大野けんいち   
作品ジャンル:恋愛
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時

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