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杉山「大野のタイプはああいう感じか。」
ニヤニヤしながら、そう言う杉山にぐうの音も出なくなる。
杉山「でも、告白するなら早い方が良いと俺は思うけどな。」
そう言う杉山の目線の先を眺める。
杉山「あの人きっとお客さんには基本的に優しくて、人に好かれるタイプだろうし、うかうかしてると、すぐ誰かに取られるのがオチだぞ。」
確かに…
実際、Aさんは大人っぽく見える。
バイトもしていることを考慮すると、実際それくらいの年齢だろう。
フラれても良い告白だけでもしてみよう。
「あ、大野君!
今日は私服って事は練習無いんだ?」
大野「はい、今日は花束が欲しくて。
花、リクエストしても?」
「うん、任せて!!」
大野「えっと、ピンクのガーベラとスズラン、胡蝶蘭の花を下さい。」
「かしこまりました。」
一瞬彼女の彼女の顔に陰りが見えたが、
すぐに花束を作るべく、裏に入って行った。
「お待たせしました。」
大野「ありがとうございます。」
「この花束を貰える子は、幸せ者だね。」
大野「え、」
「すごく素敵な花言葉の物が揃っているから。」
大野「流石ですね。
ピンクのガーベラの花言葉は、感謝。
スズランは、清らかな愛情。
そして、胡蝶蘭は、貴方を愛しています。」
色々な花をここで知って、その度に花言葉を調べて、今日にぴったりの花言葉を見つけたつもり。
大野「Aさん、
俺なんて子供に見えると思うし、今じゃ全然釣り合わないなんて百も承知です。
でも、すぐ追いついてみせます。
だから、良ければこの花束を受け取ってもらえませんか?」
そう言って、彼女の作った花束をもう一回彼女に渡す。
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時