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「お、おはよ。
待たせた?」
大野「おぉ、結構。」
「え?!ごめん!」
っていうか、よく考えたらけんいち、こういう時絶対遅刻しないだろうなとは思ってたけど、めちゃくちゃ早く来るタイプなんだ…
時間の十五分前とかに今度から来よう。
大野「嘘嘘。
そんな待ってねぇから。百面相すんなよ。」
笑いながらそういうけんいちに少しほっとして、遊園地の中に入る。
普通に接しようとおもっても、
頭をよぎるのは昨日のサイト。
分かっていても、意識はしちゃうよ…
大野「コーヒーかップとか乗るか。
乗れる?」
「あー、うん。」
普通に、普通に。
『では、皆さんコーヒーカップの中のハンドルを回して、パーティーを楽しんでくださいね〜。』
お姉さんの明るい声と共に、カップが動き始める。
と同時に、けんいちはすごい勢いでカップを回す。
「ちょ、けんいち回し過ぎ!!」
大野「こういうのは、たくさん回した方が楽しいんだよ。」
コーヒーカップが終わったところでけんいちに問い詰める。
「回し過ぎでしょ?!」
大野「お出かけを楽しんでないAにお仕置き。」
「楽しんでるよ?」
けんいちは、首を少し触ると、
大野「何を気にしてるか分からないけど、別に場所が違うだけとでも思ってろよ。」
さぁ、ジェットコースターでも乗るか、そう言いながら、歩いていくけんいち。
けんいちなりに気を使って言ってくれたんだよね。確かに楽しまないと、せっかく連れてきてくれたけんいちに失礼だ。
「うん、乗る!!」
大野「お前、よくジェットコースター三つも連続で乗って平気だな。」
「へへ、絶叫系は得意なんだ!
けんいちも苦手じゃなくて助かった!」
やっぱり、ジェットコースター最高!
ここまで来たら、乗らなきゃ始まらない!
「あ、あれやりたい!」
次はかっぱを着て水鉄砲で遊ぶゲーム。
こういうのは意外と得意!
大野「お前何でそんなにうまいんだよ。」
「お兄ちゃんに鍛えられた妹はこういうのが上手いんですー。ほら、さっきのお返し!」
そう言いながら、けんいちに命中させる。
小さい頃のカンは今でも覚えているもんだね!
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時