【sideカカシ】消えた彼女 ページ9
【sideカカシ】
ーーーなんか最近静かになったな。
暗部Ａ「…カカシ先輩！聞きましたか？」
カ「ん？なにを？」
暗部Ａ「…Aさん、潜入任務で暗部の任務から外れたらしいですよ！」
カ「…へぇ。…それで？」
暗部Ａ「…皆に一言も言わないでいなくなるなんて、そんなに秘密任務なんですかね？火影様も何も教えてくださいませんし…
それにしても…彼女にそんな大層な任務が務まるのか疑問なところです。」
カ「まあ、やっと忍らしく活動する気になったってことでしょ？」
暗部Ａ「…Aさん、カカシ先輩にベッタリだったですもんね！…寂しいんじゃないですか？」
カ「…まさか、何とも思ってないよ。」
◇◇◇
火影室にて。
カ「…火影様、お呼びですか？」
三代目「…おお！カカシか！ちょっと待ってくれっ」
三代目は手に持っている報告書を少し笑いながら見ている。
カ「…何か嬉しいことでも？」
三代目「…あぁ、Aからじゃ。自来也に会うとは…意外に引きが良いやつじゃのォ。」
カ「自来也様?!……彼女は今何の任務を？」
三忍が出るほどの重要な任務ってことか？
三代目「私が依頼した特別任務じゃ、最低でも三年は帰って来んじゃろうな。…寂しいか、カカシ？」
…そんな長期任務なのに、隊長の俺でも教えて下さる気はないか。
カ「…いえ！まったく。…三代目、次の任務ですが…」
ーーーーーーー
ーーー
まったく、みんな「寂しいか？」って何なんだ。
一之瀬Aは暗部に入ってきた時から、俺を好きなのがまる分かりだった。
俺だって男だし、命懸けの戦いの後の高ぶりを女の人にぶつける時だってあるさ。
でも、Aは顔は可愛いのに残念。
感情だけで動くタイプで、
遊び相手にもならないし、
面倒ったらありゃしない。
実力もそこそこあったが、戦いのときも自分勝手で…自分のやりたいようにしかやらない。
そして何よりも、状況判断によっては平気で(俺以外の)仲間を切るやつだった。
仲間を大切にしないやつは嫌いだ。
本当にしつこくてうんざりしてたんだが、いなくなるのも一瞬だった。
彼女がいなくても俺は任務に追われて忙しく、しばらくすると彼女の存在は、頭から消えていったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小鈴(プロフ) - おはなさん» この話の書き初めの時から、いつもありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月19日 7時) (
レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - お疲れ様です！！！次も楽しみにしています！引き続き頑張ってくださいっ！！ (2021年3月19日 0時) (レス) id: 5a212e6c2b (このIDを非表示/違反報告)
小鈴(プロフ) - 主にWJ系が大好きです!!すみません、お答えになっていますか?? (2021年3月18日 20時) (レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月18日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
小鈴(プロフ) - コメントありがとうございます!!嬉しいです〜。ハイ！頑張りますね!! (2021年3月15日 15時) (レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小鈴 | 作成日時：2021年2月13日 22時
