最弱シード 5 ページ6
「剣城っ…！」
私はそう言ってとっさに転がっていたサッカーボールを剣城の蹴ったボール目掛けて蹴った。
するとボール同士がぶつかり、ボールの軌道が代わる。
そして天馬の横を剣城が蹴ったボールが通りすぎていった。
剣城からのドスの聞いた声が聞こえたけど反応するとさらに怒られそうだからやめよう、うん。
そんなことより、間に合ってよかった。
天馬くんとは愉しいことをしたいもん…ね？
隣をみると、私と同じようにしようとしていたのかボールを手に持っている人がいる。
…髪の毛ふわふわだぁ。
その人は私をみて目を大きく見開いていた。
剣城「ﾌﾌｯ、やっと現れたか。」
剣城はその人に気付くとニヤっとした。
ん？さっきまでのこわぁーい、お顔はどこへいったんだろうねぇ。
…が、そのふわふわ髪の人は剣城の声に気付いていないのかこっちを直視してくる。
そんなに直視されても、、、
「あのー、あそこのダサいふk…じゃなくて、下の人から話しかけられてますよ〜？」
私はそう言ってとりあえず笑っておいた。
するとあたふたしだしてやっと剣城の方を向く。
神童「お、俺は雷門中キャプテン、神童拓人。そしてここにいるのが、」
えぇ、自己紹介する前にお、ってつけるの流行ってんの？
私は疑問に思い首をかしげた。
すると後ろから足音が近づいてくる。
私はとっさに振り返った。
するとその人達は神童さん？の後ろにならぶ。
神童「雷門イレブンだ！」
その人達が剣城がさっき倒した人たちより強いだろう、ということはなんか、たたずまいでわかった。
雷門イレブン…か。
壊しがいがありそう。
フフっ、愉しい愉しい友情ごっこの始まりってとこかな。
…の前に剣城、前の部室壊したし。
なんか命令だ、とかわけわからん痛いこと言ってるし。
大丈夫かな。
それから結局、雷門イレブンと試合することになった。
神童「君も、シードなのか？あのボールの使い方、凄かったから。」
剣城の所へ行こうとすると、神童…先輩？に聞かれる。
「えと、、一応シードなんですけど最弱って言われてるくらい弱くて…。皆さんに危害が加わらないようがんばります！さっきは剣城がすみません。」
私が苦笑いで言うと神童先輩はそうか、と言ってフワッとした笑顔で微笑んだ。
…コートの中にいる剣城くんこわぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
karin(プロフ) - 紅蘭さんコメントありがとうございます…！体までお気遣いいただき嬉しいです。これからも頑張って更新していきますね( *´艸) (2020年4月16日 11時) (
レス) id: b082cdb3f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - 面白いですね！お体に気を付けて更新頑張ってください！ (2020年4月16日 9時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - りのくさん、コメントありがとうございます…！とっても嬉しいし、励みになります。近日中には新しいお話を書けると思うので待ってていただけると幸いです。更新停止にならないよう頑張りたいとおもいます…！ (2020年4月5日 13時) (レス) id: b082cdb3f7 (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 最後になりましたが、これからもどうかお体にお気をつけて、、ご自分のペースで執筆を頑張って下さいませ。長文失礼いたしました。 (2020年4月2日 18時) (レス) id: 64a00da7bd (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 面白いです！雪星ちゃんがとっても可愛いです、最強シードとしての力を発揮するのが楽しみです！それと、霧野先輩がさらっと女の子扱いされてて、ですよねー、となりましたｗ私は無印イナイレの小説を書いているのですが、やっぱりＧＯもいいですね！ (2020年4月2日 18時) (レス) id: 64a00da7bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
