16話 ページ18
--------------時を戻してレイ視点--------------
シュウに言われた場所についてダクトの中に入る｡
するとスカイが脳内に直接
スカイ『場所がわかった｡この場所とレイの入り口､どちらも宝物庫に通じてる｡しかもどこかで2人のダクトは繋がってることがわかったわ｡そして…シュウ､絶対に罪のないヤツを○さないでね？』
と声をかけてきた｡
『おっけー！それなら､ガイドしてくれる？』
と脳内でスカイに尋ねてみる｡
するとスカイが
スカイ『うん！私に任せなさい！』
と言った｡
その時､スカイが強く頷いてる様な光景が思い浮かんだ｡
そのままガイドに従ってダクトを進む｡
それから暫くしてスカイと会った｡
スカイ「あ､レイ！！」
「うわぁっ！いった〜…頭打ったぁ…」
そして驚きのあまり顔を上げた表紙に頭をダクトに打ち付けた｡
とにかくものすごくいたい｡
スカイ「大丈夫？」
「良かったぁ〜…一緒に行こ｡」
スカイ「うん｡私がここからもガイドするね｡」
スカイがガイドしてくれるのはありがたい。
後ろをついて行く形で宝物庫に向かう｡
宝物庫の入り口の下に着いた時､警備は手薄だった｡
シュウがなんとかしてくれたのだろう｡
スカイがダクトのフタを思いっきり蹴って着地すると､たった1人の警備員は血を流して気絶してた｡
勢いも強かったし､当たりどころが悪ければぽっくり逝ってるかもしれない｡
そのまま宝物庫の中に入り聖剣を探す｡
宝物庫の中を探していると1つだけケースを見つけた｡
中身は持ち手が黄緑色の短剣と持ち手が黄色の短剣｡
聖剣では無かったがそれと似たような物を感じる気がする｡
スカイ「これって……霹靂と疾風…初代
「はいはい｡お目当てのじゃないし､聖剣の方探そ〜」
スカイ「レイ〜！もうちょっと霹靂と疾風見せてよぉ〜」
目を輝かせるスカイを引っ張って聖剣を探す｡
暫く探しているとガラスケースの中に聖剣があった｡
急いでケースを割って聖剣を手にする｡
鞘から抜いてみると､聖剣はその輝きをそのままに閉じ込めていて安心した｡
するとそこに
シュウ「待たせた！！」
というシュウの声が宝物庫に響き渡った｡
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作者名：千明 | 作成日時：2022年8月25日 14時
