放タレタ刺客 ページ19
坂口さんからは引き続き監視に専念するようにと言われたが、組合が動いたとなれば特務課だって油断をしている事は出来ない。
「......はぁ、坂口さん。随分と機嫌が悪かったなァ」
あの様子だと、彼は今夜も徹夜をしないといけないのだろう。特務課と云う部署は徹夜が多い、始末書を書いたり書類の作成をしたり、他にもやる事があったりと、兎に角多いのだ。
思わず口から溜息が出てしまう。
交差点の前に着けば、信号が赤だったので足を止めた。
その中に、いくつか見覚えの有る人物の姿を見つけた。先週、探偵社で出会った人虎＿＿中島 敦と谷崎 潤一郎、妹のナオミの三人組。
真逆、ここで探偵社の社員に再会するとは思わなかった。だけど、今は声を掛けず他人のフリをしておこう。
丁度信号が赤から青に変わった、途端に人々がぞろぞろと歩き出す。私も人々の中に混じり、マンションに一度戻ろうとした時だった。
「......ナオミ? ナオミッ!?」
谷崎の声が街中で大きく響いた、私は声がした方を見て何が起きたのかを確認する。
緊急事態が起きたようだ、先程迄谷崎の隣を歩いていた、ナオミの姿が見つからない。
最初は唯た単純に、逸れただけなのかと思ったのだが、あんな短時間で逸れるなんて不可能だ。
「......嫌な予感がするわ」
彼が妹を呼ぶ叫び声、危険だと制止する敦声、様々な声が街に響き交差する。谷崎は妹の事になると、周りが見えなくなる
「＿＿見付けたッ!」
見付けたとは、妹の事かしら?
谷崎が駆け寄る方向に、私は目を向ける。
「遊びましょ☆」
残念、外れみたいね。
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ミサぽん(プロフ) - カエデさん» コメント有難うございます！ いやいや、そんな......羨ましいだなんて、もっと上手くなりたいと思っている位ですよ、ですけど 有難うございます！嬉しいですっ (2019年7月7日 17時) (
レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - こんにちは。読ませて頂きました。ミサぽんさんって絵がお上手なんですね！羨ましいです！ (2019年7月7日 16時) (レス) id: 611e70016f (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» コメント有難うございます！成る可く早い内に、続編を作成します。いつも読んでくださり、感謝感激です！ (2019年6月16日 9時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ﾔﾖｲ― - こんにちは。引き続き続編も楽しみにしております！笑 (2019年6月16日 9時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ﾔﾖｲ―さん» 初めまして！いつも！？ え、え、有難うございますっ 楽しく！？...嬉しくて涙が出てしまいます。これからも更新、頑張っていきますね！感想、有難うございます。 (2019年6月9日 22時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサぽん | 作成日時：2019年5月27日 11時
