story43 ページ4
佐久間side
アイツ…まだそんな力を持っていたのか!
クソッ!亜種の死神と気づいた時点でしっかり考えるべきだった!
亜種は異能の他に『特殊異能』を持つ事を!!
砂木沼の場合…自分の体を鉄のように硬化出来るんだろう。
それは先程アイツが堂々と見せてきたから確定だ。
となると…遠距離攻撃もダメ、近距離攻撃もダメって事になる。
そうしたら…どうやって奴を倒したらいいんだ!?
ふいにチラッと不動の方を見る。
顔こそ焦りを出しているものの、何やら考え込んでるのが確認できた。
でもコイツも俺と同じ事を考えているはずだ。
砂木沼「フハハハハッ!どうした!?この俺に怖気づいたのか!?攻めてこないなら、俺が攻めてやろう!グングニル!!」
砂木沼は手から赤く光る槍を生み出すと、俺たちの方へと投げてくる。
空気を切る音から分かる…これをくらえばどんなにヤバいかを。
当たったら絶対無事じゃ済まない!!
俺は負傷した源田を抱え、グングニルの進行方向から逃れる。
不動も巧みに迫るグングニルを躱していく。
俺たちに当たる事無かったグングニルは、そのまま進行し壁にぶつかって爆散する。
グングニルが当たった壁は、えぐられるようにして大きな穴が開いていた。
源田「……佐久間、俺の事はいい。アイツを倒す事に集中しろ」
佐久間「……ッ!ああ分かった」
俺は背負っていた源田を下ろし、戦線に復帰する。
でも……ここからどうする?
アイツには近距離も遠距離も効かない。その上、防御力はエイリア一。
何かアイツを打ち破る術は無いかと、辺りを見渡す。
上には豪華なシャンデリア、奥には上に続く階段…これといった物は…。
いや!アレを使えば、砂木沼の硬化を無効化出来るのでは!?
いい作戦を思いついた俺は、それを伝えるべく不動に近づく。
佐久間「なあ不動。いい作戦を思いついたんだが……」
不動「何だ?そうすれば奴の硬化も無効化できんのか?」
佐久間「恐らくな。じゃあ説明するぞ。まず……」
俺は思いついた作戦をありのまま不動に伝える。
その作戦を聞いた不動は、ニヤっと笑うと
不動「へえ……それ面白そうじゃん♪」
と言った。お前ならそういう反応すると思ったぞ。
俺たちは砂木沼の方に向き直る。
アイツは不敵な笑みを浮かべ、こちらを見据えている。
…いつまでその顔していられるかな?
不動「佐久間ァ!やるぞ!」
佐久間「おう!」
この戦い…絶対俺たちが勝ってやる!!
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虹月彩葉(プロフ) - 千さん» カッコいいと言って下さりありがとうございます! (2020年10月12日 22時) (レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
千 - バトルシーンカッコいい…! (2020年10月12日 0時) (レス) id: dac037c662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹月彩葉 | 作成日時:2020年9月18日 22時