story44 ページ5
不動side
さ〜て、いっちょぶちかましてやるか！
作戦通り、俺は砂木沼に近づきいつもの俺らしく敵を煽った。
不動「おいおい砂木沼さんよ〜！さっきのグングニルだっけかァ？あんなの全然大した事ねえなァ？亜種の死神のくせにあんな威力しか出せねえの？ダッサｗｗ」
すると、俺のすぐ横を鋭い刃物が通り過ぎっていった。
やっぱ俺の挑発に乗ってきたか。どうやら相当お怒りのようだねェ？
砂木沼「貴様ァ！！普通の死神のくせに、図に乗るなァ！誇り高き亜種をなめるでないッ！」
狙い通り奴はさっきよりも威力を高めたグングニルを、無数に生み出して俺めがけて放ってきた。
不動「あ〜……こりゃキツイなァ。でもこれやんなきゃ、アレが出来ねえし……。久しぶりに本気を出すとするか！」
俺は瞬時に鎌に自分の気を込めて、さらに異能を発動させ気の純度を上げていく。
気が十分に溜まると、俺愛用の鎌は血のように赤黒く染まった。
これこそ俺が今出来る究極奥義！
不動「究極幻術、幻魔螺旋斬ッ！！」
俺を八つ裂きにしようと襲い掛かってくる無数のグングニルを、片っ端から攻撃力を最高まで引き上げた鎌で切り裂いていく。
でもやはり亜種の力は比べ物にならない程強力で、ちょくちょく切り裂ききれなかったグングニルが俺の体に傷を刻んでいった。
だが構わん。何故ならもう既に…アレを落とせたのだから。
ガッシャ―ンッ！！
砂木沼「ぬおッ！？」
不動「っしゃあ！」
先程の技はただただ切り裂いてただけじゃねえ、グングニルを上に弾いていたんだ。
天井で輝く豪華なシャンデリアを奴に落とす為に！
さあ、どうなんだ？
砂木沼「……フッハハハ！作戦としては良かったぞ！だが、所詮この程度では俺を倒せん！」
だよな〜…そんな気はしてたんだけどよ…。
少し肩を下ろしていると、佐久間が不意討ちをかます。
佐久間「……召喚、ロケットランチャー……銃撃咆哮！」
異次元から召喚されたロケランは砂木沼に向かって轟々とした火を噴く。
突然の不意討ちにもろにくらいよろめく砂木沼。
いくら防御が高いとはいえ少しばかりはダメージが入っただろう。
砂木沼「ッ！？だが、こんなもの痛くもない！」
強がってんのか、本当の事を言ってんのか、実際分からないが。
砂木沼「幻の死神！どうやら先程の技で力を使い果たしたようだな！銃の死神はまだまだ弱い！これでは俺には勝てんな！」
グサッ！！
砂木沼「……がッ！」
不動「バーカ、これからだよ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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虹月彩葉(プロフ) - 千さん» カッコいいと言って下さりありがとうございます！ (2020年10月12日 22時) (
レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
千 - バトルシーンカッコいい…！ (2020年10月12日 0時) (レス) id: dac037c662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹月彩葉 | 作成日時：2020年9月18日 22時
