知りたくなかった事【1】 ページ33
神威商店街の中でも特に人のいない道を4人で歩いていた。
スズネ「……さっき、二人で何しようとしたん?」
A「へ!?私達の事ですの!?」
スズネ「他に誰がおんねん!」
タケル「……スズネ、後でA呼んで僕の部屋へ来て。」
スズネ「ええけど……カゲトラはどないすんねん。」
タケル「彼の事についてだ。呼んじゃまずい。」
スズネの耳に囁いて、真剣に言った。
____カゲトラについて……?
タケル「A、いいね?スズネと来てくれ。」
A「分かりましたわ。」
何がどうなっているのか分からないが、ここは彼の言う通りにするべきだろう。
タケル「その時に……さっきの事、話すから。」
要するに……カゲトラに知られてはならない事がありますのね。
隊長抜きでの密かな集まりで何かを話す。これ程、気まずくてスリルのあるものは数少ない。
それから私達は、何も話さずに寮へと帰ったのだった。
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寮内にて______
私とスズネは女子寮に行き、個々の部屋の前で一旦、別れた。中に入り、鞄を机の上に置いて宿題のノートと教科書を端に寄せた。タケルの話を聞いて、夕食を食べてから帰ってきて、明日の準備をすると決めてある。
はぁ……何だか不安ですわ……
あ、手紙……!
ごそごそと鞄の中から、前に貰った封筒と違う種類のものを取り出す。
毎回変えてますけど……何かあるのかしら……?
あら、今回は差出人が書かれてますのね。
____日月コヨミ。
薄々、感づいてはいたが、彼からの手紙だった。
開こうとして、手が止まる。
これは簡単に開いていいものなのだろうか。
封筒の色が赤と黒……危険!?
私が判断した事は合っていた。封筒の端に、“第1小隊の二人と一緒に見て”と殴り書きで書かれていたのだから。
不意に私の部屋の向かい側から、扉の開く音がかすかに聞こえた。スズネだ。
私も手紙をポケットの中にしのばせて、部屋から出た。
A「スズネ、もう行くんですの?」
スズネ「そうやで。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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川島 籠。(プロフ) - 優亜さん» 連続のテストで私も白目むきそうです…(°_°;;) (2014年1月29日 22時) (レス) id: 2c0afb5547 (このIDを非表示/違反報告)
優亜(プロフ) - 銀大路 霙。(川島 籠。)さん» れ、連続でテストっ!!?それは大変ですよね……連続でテストは、キツいですよ……(白目)← (2014年1月29日 21時) (レス) id: 5d7509814a (このIDを非表示/違反報告)
銀大路 霙。(川島 籠。)(プロフ) - 優亜さん» はい!推薦でした!受験お疲れ様です〜!!(*^o^*)なんか勉強しないと受験もあるうえに次の日が学年末テストなので…;;連続でテストなんてあり得ないです〜。・゜・(ノД`)・゜・。 (2014年1月29日 14時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
優亜(プロフ) - 銀大路 霙。(川島 籠。)さん» 推薦だったんですね!私は専願受験で、今日が受験日でした(苦笑)そうですね、一般もありますし……← 了解しました! (2014年1月28日 17時) (レス) id: 5d7509814a (このIDを非表示/違反報告)
銀大路 霙。(川島 籠。)(プロフ) - 優亜さん» ありがとうございます!!!(#^.^#)推薦入試は一旦終わったのでここ一週間は来る事にしましたw落ちても一般があるので勉強は頑張ってます(どうでもいい情報←)はい!頑張りましょうね!(*´∀`*)あ、後…名前を変える事にしましt((殴 (2014年1月27日 23時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時:2013年12月9日 18時