灰原ユウヤの義妹はヒカル君の彼女になりました。[part5]【ダンボール戦機WARS】 (ページ40)

今日:30 hit、昨日:0 hit、合計:14,008 hit

《219》ページ40

ディ・エゼルディは再び動き出す。その動きに気付いて、ドットブラスライザー・ジーエクストはセレディのLBXを倒そうと身構えた。

セレディ『____最後に聞く。瀬名アラタ、華藤A……私と一緒に世界を変えないか？』

アラタ『……断る！』

A「私もお断りよ。」

セレディ『そうか。もったいないな……せっかく持っている力を使わないつもりか。』

アラタ『ああ、そうだ。俺はもうこの力は……使わない!!』

彼の目は通常の色に戻る。

A「私はね、間違った使い方で世界を導きたくないの!!!」

ロドクルーンミューゼをディ・エゼルディまで走らせる。呆気なく、よけられてしまった。
今度はセレディからの攻撃。謎の物体が愛機をロストに追い込もうとする。
だが、ドットブラスライザー・ジーエクストが次にセレディのLBXに攻め込んだ。

.

ｷﾝｯ……ｶﾝｯ、ｶﾞｷﾝｯ…

.

アラタ『くっ……』

歯を食いしばり、必死に止めようとする。ぶつかり合いは数分も続いた。

私、どうこの戦いに参戦したらいいんだろう……？

.

ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯ…

.

アラタ『ま、まずいっ!?』

ディ・エゼルディにアームを掴まれ、ねじられる。機体からは変な音が漏れていた。
彼の顔には焦りが見られた。

完全に____セレディのペースに巻き込まれてるっ！

見てるわけにはいかない……!!

A「必殺ファンクション！」

『アタックファンクション、“リュミエールフレイム”』

炎がディ・エゼルディを包み込む、はずだった。一瞬にして三角形の形を模した盾に消されてしまったのだ。

そんな……私の行動を見ていたの!?

.

.

.

.

.

???『____待たせたな！』

アラタ君の機体からは既に小さく稲妻が走っていた。

危ないところだった……

手から力が抜けそうになるが、もう一踏ん張りする。
全てが終わってから、疲れを癒せばいいだけの話なのだ。

A「三人とも、ありがとう!!」

ハルキ『俺達とAであの物体の囮になる!!いいな？』

3人『うん！/ああ!!』