灰原ユウヤの義妹はヒカル君の彼女になりました。[part5]【ダンボール戦機WARS】 (ページ31)

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《210》ページ31

A「アラタ君……君はもう危ないかもしれないのに！」

アラタ『心配するな。まだいける!!』

A「私とアラタ君じゃ……普通の人と“セブンス”じゃ違い過ぎる!!」

私は____普通じゃない。

いいんだ。それでも皆を助けられるなら……！

ディ・エゼルディは次々と技を繰り出し、私の仲間達をブレイクオーバーさせた。まずは1機、そして多くのLBXをロストに追い込む。

A「皆……死んじゃいやぁぁぁあああ!!!!!」

三度目の____“グラツィオーソ”。
いくら普通じゃなくても三度目となればさすがに堪える。めまいがしてきた。

それでも……セレディを倒さなきゃいけないのよっ！

周りを見渡してせめて安全な場所はないか、探してみる。

??『Aちゃん、こっち！』

A「リオ……！」

ロドクルーンミューゼを走らせ、ムーンライトの傍まで飛ばす。その途中、ディ・エゼルディから出される謎の物体が私の機体にも降り注いできた。

リオ『まずい事になったよ。作戦を練らないとこのままじゃ……』

A「そうだね……セレディのあの機体の弱点をつければ……」

リオ『今はここで、身を隠そう。やられたら、だめなんだ。』

A「ごめん……私は、助けに行く！」

リオ『あっ！Aちゃん!?』

壁から出た瞬間、謎の物体からの攻撃。かわすも間一髪、寸前だ。

____このままじゃ……やられる……！

冷や汗が止まらない。皆のLBXのいる場所にいながらも私とアラタ君が特に狙われているようなそんな気がしてしまった。

?????『死にたく……ないっ……!!!!!』

この声は____キャサリン。
そういえば彼女の機体はブレイクオーバー直前だった。
ロストしなければいいのだが、最悪な事態が起こる。
私が愛機を彼女のセイレーンを守る為に走らせている時だった。

ｷｬｻﾘﾝ『____嘘っ!?』

すぐ近くで彼女のロストを見た。

A「何で……どうしてっ!?どうしてなの……っ!?キャサリーーーーーンッ!!!!!」

無線からプシューッと毒ガスの出る音が聞こえた。

ｷｬｻﾘﾝ『た……助けてぇっ!!!!!』

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これが彼女の最期……なの……？