灰原ユウヤの義妹はヒカル君の彼女になりました。[part5]【ダンボール戦機WARS】

《209》 ページ30

リクヤ『これで皆さんともう……一緒にいられないんですね……』

彼の声を聞いたのはこの一言が、最後になる。

ロイ『力が、抜けてく……』

アカネ『うっ……』

コウタ『リクヤ、ロイ、アカネ……!?』

失いたくなかった。私の、大切な仲間。

ううん……“友達”______

大好きな、大好きな……“友達”……

私の友人が、憎きセレディの“本当の戦争”の実行によって今日、殺された。
大人の手によってただ動かされてきた子供。罪なき、子供。
それが、愉快犯に殺されたのだ。

許せない……

イノベーター事件、ディテクター事件のように、ミゼルの事件のように、またしてもLBXと子供を使って自分の思い通りの世界にしようとしたのだ。許されるはずがない。

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セレディ『今までの戦争は遊び。今からは“本当の戦争”だ……！』

やめてよ……そんな楽しそうに言わないで……

ロストしたら毒ガスで死ぬなんて……

やめようよ、こんな戦争。

LBXを使って恐怖をうえつけるの……やめて!!!!!

A「セレディを、倒す！」

私は“グラツィオーソ”を発動した。
まだファントムは現れていない。それまでこの巨大なLBXをどうにかしなくてはならない。

A「必殺ファンクション！」

『アタックファンクション、“リュミエールフレイム”』

セプターから放たれる炎の光。巨大なLBXをも包み込んだ。何とか、動きを封じる事はできたよう。

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アラタ『ファントム……！』

彼が攻めて、倒したと思われていた煙の先には、LBX。

これがファントムの本当の姿……

____ディ・エゼルディ。
ファントムの真の姿。奇妙な機体なので目を奪われた。

A「……アラタ君、無理しないでね？」

アラタ『お、おう……』

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____セレディを倒して美都博士を助け出さなきゃ……！

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